第一部〜メンフィル・エレボニア戦争〜 外伝〜メンフィル・エレボニア戦争開戦〜
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であるエリゼもいた。
「さてと……そろそろ哨戒の時間だな。」
「ったく、どうせ哨戒した所で峡谷に正規軍がいるなんてありえないのにな。時間の無駄だぜ。」
メンフィル軍が進軍してくる少し前、峡谷の哨戒の為に砦から出て来た領邦軍の兵士達がそれぞれ雑談をしながら機甲兵や戦車に乗り込んでいた。
「ま、気持ちはわかるけどな。少なくても手配書の連中が全員捕まるまでは哨戒をする必要はあるだろうな。」
「手配書の連中って、以前ユーシス様と共にバリアハートに来た士官学院の連中だろ?学生如きがそんな大した事をできるとはとても思えな――――え。」
「?どうした。」
会話を途中で切り上げた仲間の様子を不思議に思った兵士は仲間に問いかけた。
「な、なななななな、な、何で奴等がこんな所に……!?」
「おい、一体どう――――なっ!?あ、あの紋章は……――――メンフィル帝国!?」
峡谷から進軍してくるメンフィル帝国軍を確認した領邦軍の兵士達は驚き
「こっちに進軍してくるという事は間違いなく奴等の狙いはこのオーロックス砦………!」
「クッ!?メンフィル帝国と戦争状態になったなんて話、聞いた事がないぞ!?こちら哨戒部隊!緊急事態発生!応答せよ――――!」
「応答せよ!応答せよ!クッ……何で通信が繋がらないんだ!?」
メンフィル軍の出現を砦内の兵士達に知らせようとした兵士達だったがメンフィルの破壊工作によってオーロックス砦やその周辺は通信妨害をされていた為、通信ができなかった。するとその時進軍してくるメンフィル軍から己に秘められている”鬼の力”を解放した状態のリィンが普通の人間の肉眼では絶対に見えない凄まじい速さで飛び出て、領邦軍が駆る機甲兵達へと詰め寄った。
「え――――」
「な――――」
「―――八葉一刀流。四の型・”紅葉切り”!」
機甲兵達に詰め寄ったリィンは神剣アイドスを抜刀して機甲兵達の背後へと駆け抜けると、無数の斬撃波が機甲兵達を襲った!
「ギャアアアアアァァァ―――ッ!?」
「ガアアアアアアァァァ――――ッ!?」
エレボニア帝国正規軍の主力である最新鋭の戦車―――”アハツェン”の砲弾をも防ぐ防御結界―――”リアクティブアーマー”を搭載している機甲兵であったが、対するリィンが持つ武器は古神が宿りし”神剣”。”神剣”に宿りし”神の力”に加えてリィンの”鬼の力”も上乗せされた神剣アイドスは”リアクティブアーマー”を易々と斬り裂き、リィンの剣技を受けた機甲兵達は斬撃を受けた部分が斬られて地面に落下すると共に絶命した領邦軍の兵士達の血が噴出し、そして兵士達の死体が地面に叩き落された!
「なあ……っ!?」
「な、生身で……それもただの剣で機甲兵を斬っ
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