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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
121部分:解かれた束縛と二人の賢者その二
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・・・・・」
 フェミナはそれを聞くや否や兵士達をすり抜けホークという男の前に出た。彼だった。
「兄さん!」
「フェミナ!」
 フェミナは兄に跳び付いた。そしてグルグルと回る。
「何でマンスターなんかに行ってたのよ。心配したのよ」
「御免御免、修業に行ってたらセティ王子とお会いしてね。王子が率いておられたマギ団で一緒に戦わせてもらってたんだ」
「えっ、セティ様がマギ団を率いてらしたの?」
「ああ。その事でセリス公子に是非お会いしたいんだが」
 ホークはフェミナとアミッドに連れられセリスのいる本陣に入った。本陣の天幕には解放軍の主だった将達が集まっていた。ホークはマギ団によるマンスター城占領とトラキアのマンスター侵攻の意図を話した。

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