提督はBarにいる×zero-45編・その4
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ギ:60g
・バター:20g
・小麦粉:大さじ2
・牛乳:400cc
・味噌:小さじ1/2
・ほんだし:少々
・ピザ用チーズ:適量
・パン粉:お好みで
まずは当然ながらパスタを茹でる。グラタンだから定番はマカロニだが、他のショートパスタでも十分美味い。お好みの物を袋の通りに茹でておく。
ネギは一口大のぶつ切りに、鱈も食べやすい大きさにカットしておく。
フライパンにオリーブオイルを軽く引き、ネギを焼いていく。焼き目が付いたら鱈加えてサッと炒めて、バター、小麦粉を加えて焦がさないように混ぜる。
バターと小麦粉が馴染んでとろみが出てきたら、牛乳を数回に分けてかき混ぜながら加えていく。全部入ったら軽く煮立たせ、味噌、ほんだしで味付けし、味見。薄かったりしたら塩、胡椒で調整。
グラタン皿に移し、上にピザ用チーズをたっぷりと。表面をカリカリにしたいなら、お好みでパン粉も少しだけ振る。後はオーブントースターでいい感じの焦げ目が付くまで焼き上げたら完成。
「はいお待ちどう、『鍋ラザニア』と『鱈とネギの和風グラタン』だ」
二人はそれぞれフォークとスプーンを持ち、料理を頬張る。出来立てアツアツを口に入れ、ハフハフ言いながら食べる。これから寒くなっていく日本でならうってつけの料理だろう。二人は身体の熱を取り去るように、グラスに注がれたドリンクを飲み干すと、
「「ご馳走さまでした!」」
と挨拶した。
「はいはい、お粗末さん」
喰いも喰ったりパスタを7皿か。少々食べ過ぎな気もするが、まぁ良いだろう。
「いや〜マジで美味かった」
「ホントだね、提督にしておくには惜しい人かも」
よく言われるが何だかんだ俺はこの仕事を存外気に入ってるんだ。クビになるかくたばるかしない限りは、やめるつもりはねぇよ。
「さて、そろそろ帰るか時雨君」
「そうだねおとっつぁん、皆心配してるだろうし」
しかし今は真夜中、出発は明朝でもいい気がするが。
「ご心配なく、自前の揚陸艦で来てるので」
そう言って立ち上がる吉野中佐と時雨。そうまで言われると俺は見送る他ない。
「ま、お互い長生きして敵対なんてする事は無いようにしましょうや」
「あぁ、また飯でも食いに来な」
俺はそう言って吉野中佐と握手を交わし、コミカルなやり取りを交わす二人の背中を見送った。
「でもやっぱり、前にも会ってる気がするんだよなぁ……歳か?俺も」
多少のモヤモヤ感を心の中に残しながら。
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