提督はBarにいる×熾火 燐編・その2
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の燻煙の香りが混じり合い、ある種の薬品のような独特で複雑、そして強烈な香りを醸し出す。有名な銘柄としては、
・ボウモア
・アードベッグ
・ラフロイグ
等、クセの強いウィスキー好きには堪らない銘柄のオンパレードだ。飲み方としてはやはりストレートかトワイスアップ、潮の香りを引き出す為にソーダ割なんかとも相性がいいぞ。潮の香りが特徴である為、薫製も勿論合うが、
・生牡蠣(薫製も勿論〇)
・オイルサーディン
・塩辛
なんかの海の香りが強い魚介もピタリとはまる。実際、ボウモアの蒸留所の近所では生牡蠣にボウモアをかけて食べたり、アードベッグの蒸留所の近所の一般家庭では牡蠣のシチューがけなんかが肴としてよく食べられているらしい。
※アイリッシュ・ウィスキーに合わせる場合※
アイリッシュはスコッチに比べれば非常に飲みやすい、と言える。モルトの乾燥の際にはピートを使わないし、スコッチより1回多い3回の蒸留を重ねる事で煙たさやクセをとことん無くし、スムースな喉越しと円やかな口当たりを追求していると言える。
・ジェムソン
・ブッシュミルズ
・タラモア・デュー
等がメジャー所か。飲み方はそのスムースな口当たりを活かしてストレート、合わせるツマミはスモーキーではないスコッチ同様に
・スイートチョコレート
・ナッツ類
・ドライフルーツ
等が味わいを引き立ててくれる。
※ジャパニーズ・ウィスキーに合わせる場合※
世界の5大ウィスキーと呼ばれる中でも異端児なのが日本のウィスキー。その源流はマッサンこと竹鶴正孝によってもたらされたスコッチが源流であるのに、日本独特の『食事中に酒を楽しむ』という文化の影響で、水割りやハイボールにしてアルコール度数を弱めても美味しくなるように、香りも角が立たないように調整されている。日本のビール同様ジャブジャブ飲めるように作られているワケだ(俺の個人的感想だが)。特にもサントリーのウィスキーにはその傾向が強いと思っている(ニッカはやはり竹鶴の影響が強く、スコッチに近いんだよな)。
以前サントリーの『角』を紹介していたとあるライターの文を引用させてもらうと、
【ハイボールにするとウィスキーの様々な香りが広がっていくが、『角』はそのバランスが非常に良い。風船に例えると、ウィスキーの香りは曲芸に使う風船のように一部だけ膨らんでいく物もあれば、真ん丸な風船のように全体が際立つ物もある。『角』は後者で全体の伸びが良い】
と書かれていた。思わず成る程、と唸ってしまった。要するに、ジャパニーズウィスキーはストレートやトワイスアップ、水割り、ハイボールでも幅広い飲み方で楽しめるという事だ。当然飲み方によってツマ
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