提督はBarにいる×熾火 燐編・その1
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須賀からここまで来たのだよ」
なんとまぁ、早霜の予想が大当たりかよ。ってか早霜、小さくピースとかしない。お前はエスパーかよ。
「三笠に聞いたのよ、アナタ、とっても料理が美味しいらしいじゃない?期待してるわ」
なんだ、手練れかと思ってた叢雲の方はただの食いしん坊か?口から出る言葉は高圧的だけどすんげぇ期待の眼差しだし。実力は確かなんだろうが、性格がポンコツ過ぎねぇか?オイ。……まぁいい、酒飲みに来ただけだってのは嘘でもなさそうだし、飲みに来たなら客だ。
「まぁ、何でもいいさ。ウチは基本メニューは無し、材料さえありゃあ大概の物は何でも作るってのが俺のポリシーだ」
「ふむ、メニューが無いのか。では、先程の『ワイルド・ターキー』に合う肴を。……あぁ、なるべく会話を邪魔しないような手軽な物にしてくれ」
「私は……そうね、何かカクテルを。出来れば甘口の物を頂戴。肴はとりあえず適当でいいわ」
中々に難しい注文をしてくれる。バーボンに限らずウィスキーってのは、実は料理には合わせにくい酒だ。最近流行りのハイボールならば料理に合わない事も無いのだが、それでもスコッチやアイリッシュ、バーボンに代表されるアメリカンウィスキー等は日本のジャパニーズウィスキーよりもクセが強く、料理に合わせにくい。その辺の関係性やその上で合わせると良いと思われる組み合わせ等を、次回にみっちり解説したいと思う。
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