ガンダムW
1601話
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」
「……なるほど。分かりました。もう少し頑張ってみます!」
俺の言葉に諦めるかと思いきや、寧ろ笑みを浮かべてそう告げてきた。
この前向きさはいいんだけどな。
だが、シャドウミラーで求めているのはあくまでも即戦力だ。
こっちで育てる……といったような余裕はない。
それこそ、トロワを始めとしたガンダムのパイロットであれば、幾らでも歓迎するんだが。
ああ、でも……
「そうだな、書類仕事とかは得意だったりするのか?」
「……いえ」
残念ながら、こっちにも適性はない、と。
書類仕事が得意なら、凛の補佐として雇っても良かったんだが……そうはいかないらしい。
まぁ、シャドウミラーの強さに憧れてきたのであれば、それは不思議でも何でもないが。
ともあれ、こっちとしてはやっぱりこの男を雇う訳にはいかなかった。
「なら、やっぱり無理だな。……ただ、それでもシャドウミラーに入りたいのなら、もっと腕を磨いてこい。ガンダムのパイロット並とまではいわないが、それでも一方的にやられないだけの技量があれば、シャドウミラーに入れるかもしれないな」
「……分かりました。今日のところは諦めます。ですが、またきっとアクセル代表に会いにやって来ますから!」
そう告げると、男が去っていく。
……連合軍にしては、珍しいタイプだな。
実際にそれだけの技量を持って俺の前に現れるのか……それとも、諦めるのか。
どうなるのか、結果が楽しみだ。
そう思った瞬間、ルクセンブルク基地全体に、ヴィー、ヴィーという非常警報が鳴り響いた。
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