暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1601話
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ーに所属させでもした場合、それこそ次から次に自分もシャドウミラーに所属したいと言ってくる奴がいるだろう。
 ……いや、案外少ないか?
 シャドウミラーはその強さから非常に目立ってはいるが、それでも結局のところ、傭兵だ。
 連合軍の正規兵から、わざわざ傭兵に職を変えようなんて思う奴は……いそうだな。
 現に、こうして俺の目の前にはそれっぽい奴がいるし。

「お願いします! 僕をシャドウミラーに入れて下さい! 何でもします!」
「そう言われてもな。大体、お前は何が出来るんだ?」
「今はトラゴスのパイロットをやっています」

 トラゴス……トラゴスか。
 正直、微妙だというのが俺の感想だ。
 連合軍でなら、トラゴスというのはある程度使い勝手のいいMSだろう。
 いや、寧ろ数の多い連合軍こそがトラゴスを最大限に有効利用出来る勢力だと言ってもいい。
 何しろ、遠距離からの援護射撃というのは、余程の精度がない限りは弾幕という数でそれを補う事になる。
 つまり、数が多ければ多い程に有利なのだ。
 ……だが、それはあくまでも連合軍で運用されるという事が前提になってのものでしかない。
 俺達シャドウミラーは基本的に援護射撃を必要とはしない。
 勿論あれば嬉しいし、今回加わったのが近接戦闘メインのデュオである以上、援護射撃が全くいらないという訳ではないのだが……それを単機、もしくは少数でこなす以上、その辺の一般パイロット程度の技量では話にならない。
 このW世界で言うのなら、少なくてもトロワくらいの技量は必要になるだろう。
 ……まぁ、トロワはサーカスを自分の家だと判断しているのだろうから、五飛やデュオみたいにシャドウミラーに所属させようとしても難しいだろうが。
 シャドウを操縦している量産型Wなら、技量という意味ではガンダムのパイロットを上回っていると言ってもいいし、そっちなら数も揃えられるので万々歳なんだが。

「シャドウミラーの能力を考えれば、トラゴスというのは部隊特性に合わないんだ」
「……どうしても、駄目ですか?」
「ああ」

 無理矢理トラゴスを使う、それも連合軍の一般パイロット程度の腕でそれを考えるとなると、ぱっと思いつくのはMS輸送機の護衛か?
 だが、寧ろMS輸送機の護衛をさせるのであれば、リーオーの方が機動力や運動性が高い分、向いている。

「その……もしどうしてもシャドウミラーに所属したいと思ったら、どうすればいいんでしょうか?」

 ここまで明確に断られても、諦める様子はないか。
 その根性に関しては褒めてもいいかもな。

「そうだな、ガンダムのパイロットと同レベル……とまではいかないが、それに準ずるだけの操縦技術を手に入れるか、それ以外で何か誰にも負けないような一芸を身につける事だな
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