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リリなのinボクらの太陽サーガ
ヘイトレッドチェイン
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力炉は中心部にあるらしい。多分、スカルフェイスもそこにいると思う」

「どうしてそう考えたの、ジャンゴさん?」

「ブリッジはスケルトンに任せておけば、どこにいても指示するだけでアーセナルは動かせる。それにマップをよく見ると、なんか中心部の構造がブラックボックス化していて、詳細が表示されていないんだ。僕の予想では、アリシア・テスタロッサはそこにいる。真のサヘラントロプスに囚われて……」

「つまり教会で戦ったサヘラントロプスと同じことを、こっちでもやってるかもしれないんだね……」

当時のオリジナル・なのはの姿や、戦艦のダメージを肩代わりしている現状を思い出し、なのはは表情をゆがめる。

ちなみにアーセナルギアにメタルギアを搭載するのは、機体や配備場所などの細かい違いこそあれど、本来のコンセプト通りではある。実際、かつて地球に存在していたアーセナルギアには、メタルギアRAYが防衛のために複数配備されていたりする。

「う〜ん、パーティを分散せずに済んだのは、果たして吉と出るか凶と出るか……」

「アギト……?」

「相手が相手だからなぁ、わざと誘い込まれてるような気になるが……流石に考えすぎか?」

まだ魔法が使えないフェイト達を分散させて、その間に各個撃破する方が効率は良さそうなものを、あえてそうしてこないスカルフェイスに違和感を拭えないアギト。そんな彼女の呟きを聞いたはやて達は、戦艦の設計と本人の戦略を一致させるのは難しいし、まとまってた方が都合が良い、とのことであまり悩み過ぎないように気を遣った。

ちなみにフェイト達局員組にはPMMマカロフが貸し出されている。とはいえ、あくまで封印が解除されるまでの自衛用に持たせているだけなので、1マガジン分しか銃弾は入っていないし、本人達もジャンゴ達がよほど追い込まれない限り使わないようにしている。事実、ジャンゴとなのはが前衛後衛と息の合ってる安定した戦術でスケルトンやグールを倒しているため、今の所はこの銃を抜かずに済んでいる。

「ところで前に西部劇で見たテクニックなんやけど、こう手動で銃弾を込めて撃つのって現実だと有効なん?」

「慣れないことすると、ジャムるからやめとけ」

はやての質問にアギトが答える中、一行は何かと長い通路を駆け抜ける。途中で外に出るシャフトを見つけたりもしたが、今そこを通る必要はないので無視した。所々自動扉が開かない通路もあり、そこは近くのセキュリティレベルを操作したり別の道を行くなどで対応、道中にトラップもあったが地道かつ着実に中心部へと進軍する。

時々遭遇するアンデッドは出会い頭に倒していく内に、一行は禍々しい輝きを放つ動力炉が見える広い空間へとたどり着く。そこにはスカルフェイスと、動力炉と一体化するような姿で鎮座している白銀
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