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世界をめぐる、銀白の翼
第二章 Lost Heros
祭り with 管理者
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と、言う事で再びアリスの管理者能力が発揮された。

「EARTH」にあるいくつかの扉を、離れたところの扉と空間結合し、一種のワープ空間にしてしまったのだ。
つまりどこでもドアである。



そこを通じて次々とメンバーを呼び、結局全員でパーティーになってしまった。

桜は咲いていなかったが、そこは管理者。咲かせることなど造作もない。
盛大にパーティが始まり、最後にはキャンプファイヤーで締めくくるという、なんとも派手なモノになってしまった。


「EARTH」敷地内の広大な庭にはいくつもの雛段。
そして、いつの間にか設置されたステージ。

野外訓練場ではスポーツが行われていたり模擬選していたり

とりあえず、パーティー開会の乾杯の音頭は、理樹がとっていた。



「みんなー!!三月三日ってね、両津勘吉の誕生日なんだよ!!」

「マンガのキャラ引っ張ってきてそんなこと言うなッ!!」


そして、一刀が突っ込んでいた。





もうこれ雛祭りじゃないよね?





「あー!楽しかった」

「なのはママ!ありがと―!」



「今日はいい日だった。呼んでもらって感謝する」

「いえいえ。だってまた書類仕事であなた呼ぶかもしれませんし・・・・」

「やめてくれ・・・・・」






そう言って片付けに入るメンバー達。
だが、これだけの人数だ。あっという間に終わり、更にはごみの処分まで、各人の能力で終わらせた。

便利な奴らである。




そうして皆が帰路に付き(扉をくぐるだけだが)、それを見送るアリス。
と、最後に理樹がアリスに聞いた。



「そういえば舜は?今日はずっと書類仕事?」

「え?・・・・あ!!!!」





その質問に、ハッ!とするアリス。












その日、銀白の翼人は、自分の事務室で涙を流しながら腹をすかせて、外から聞こえてくる笑い声を聞いていたそうな。











「う・・・うぇっ・・・・うぁあうう・・・・・・・腹減ったよぅ・・・・動けないよぅ・・・・・なんか・・・皆楽しそうだよぅ・・・・ズッ、グズッ・・・ふぇ、うううう・・・・」





to be continued



パーティーの一幕



はやて
「ヴィヴィオ、ほら、桜餅やで」

ヴィヴィオ
「ありがと―はやておねーちゃん!」

はやて
「別名、魔王餅や。ほら見てみぃ。色が・・・やろ?」

ヴィヴィオ
「あの時は死ぬかと思ったよー」

はやて、ヴィヴィオ
「あははははははははははは!!!」


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