第二章 Lost Heros
祭り with 管理者
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「鬼!!」
「管理者です」
そうして、蒔風が逃げ出さないように見張りながら、アリスも書類をまとめていく。
なにせ、蒔風は仕上げた書類はどんどん机の端にほっぽってしまうし、最悪床に散乱していることもあるのだから、それを分類別にまとめていく必要があるのだ。
そんな作業を、午前中びっしりやる蒔風は、すぐにグロッキーになってしまい、十二時になるころには机にべったりを伏せていた。
「お・・・終わった・・・・」
「ご苦労様です」
「でもよ、また24時間経つと書類溜まるんだよな・・・・」
「そりゃそうです。いくら我々が調節したといってもやはりできたばかりの世界ですから、問題は山積みなんですよ。まあ、それを午前中に終わらせてしまうあなたもすごいと思いますよ?」
「でも多分安定したらしたで問題の量はかわらないんだろうしなぁ・・・・あの野郎、とことん面倒なことしてくれたよな・・・・みんなと会えるのは楽しいけど」
会話を済ませ、アリスが昼食でも取りに行こうとし、机から動かない蒔風に何かいるかと聞いた。
それに蒔風はなんでもいいから飯をくれ、と答え、昼食をアリスに任せることにした。
「さて・・・・津上さんならおいしい料理を作ってくれるでしょうから、楽しみですね」
そういいながら食堂に入るアリス。
が、そこはいつもの食堂とは風景が変わっていた。
「あ、アリスさんじゃないですか」
「なになに?何しに来たの?」
「いえ、少し昼食と・・・何をしてるんですか?」
その場にいたのはこなたたち四人組、ハルヒを始めとしたSOS団、なのは、フェイト、はやてとその同居者たち、リトルバスターズ、雛見沢分校部活メンバー、恋姫たちに、裕理とましろだった。
さらにこの場の提供として津上と、何かを設置しているのか、その手伝いの城戸とそれに引っ張られてきた蓮がいた。
「それ・・・・ひな祭りの雛壇ですか?」
「そそ!!いやぁ、ご飯食べに来た璃々ちゃんとかヴィヴィオちゃんにひなあられ出してあげたら、知らないっていうからねー」
「そこで!すべてのイベントごとをすべからず実行する我がSOS団が、この雛祭りを開催することにしたのよ!!」
こなたとハルヒがアリスに説明して、ちらし寿司やひな人形を用意しに戻り、アリスは何とも大きな雛壇を眺めて呆気にとられていた。
「こんなに大きなものよく用意しましたね・・・・・あれ?でもひな祭りってたしか・・・・」
「そうなんですよね。三月三日はもう過ぎちゃったんですけど、これだけ用意するのに時間かかっち
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