第二章 Lost Heros
ある一日
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ガタガタガタッ、バタンッ!!!
「ああ!?や、やられた!?」
「ふふふ、よくやったよ!!ヴィヴィオ!!」
「いえーい!」
と、そこでけたたましい音を鳴らしながら、蒔風の寝室に倒れ込んできたのは、組み合って地面に転がるなのはと星だ。
どうやらなのはが星を押さえている間にヴィヴィオが蒔風の元に向かうという作戦だったらしく、この様子ではかなりうまく行ったようである。
「舜君は!?」
「まだ寝てるよ?」
「ならばっ!!まだ私にも勝機があるッ!!!」
部屋の主を差し置いて、その部屋でギャーギャー騒ぎまくる少女二人。
そんな争いしてんだったら朝飯でも作ってやればいいのに、という事は考えちゃいけない。
なお、それを聞いたなのはの親友Fさんは叩かれた後に「朝起きて、最初に見たのが私だった方がいいでしょう!?」と言われたそうだ。
ちなみにそのとき、Fさんのお姉さんはそれを見てケタケタ笑っていた。助けてやれよ。
「くっ・・・だがさすがだな、なのは殿・・・よもや私と同じことを考えるとは!!」
「それはこっちの台詞ですよ。でも、こっから先は通さないから!!」
認めながらも、戦う定め。
ああ、なんと悲しい世界なのか。
「これが・・・戦いなんだね・・・・」
それを見て、ベッドから降りていた高町ヴィヴィオは何かを悟っていた。
君が知るには、あの世界は少しディープすぎるよ?
「ん・・・・・んあ?」
と、そこで蒔風が目を覚ます。
なんだか普通の目覚めよりも身体が重く感じたのは、きっと気のせいではないだろう。
「「舜(君)!!おはよう!!!」」
「・・・・・・え?」
「「おはy「なんでいるんだぁぁああああああああああああ!!!????」朝の挨拶!!!」」
蒔風の叫びに、元気よく答える二人。
それを聞いてからの蒔風の行動は早かった。
バサッ!!ドスドスドス・・・・ガチャッ、ポーーーイ
朝起きて 目の前にいた 侵入者 布団にくるんで 廊下に捨てた 字余り
『(モゴモゴ)だ、出してーーーー!!』
『むぅ・・・・ハッ!?こ、これは舜の匂いが!!』
『ホントだ!!』
「ホ ン ト だ じゃ ねェ」
『うう・・・なんでこんなことするのー?』
『そうか・・・わかりましたぞ、なのは殿』
『どういうことなの!?』
『舜も男子。きっと朝の処理を・・・・』
「よし、お前らそのまま
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