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逆襲のアムロ
40話 ロールプレイング 3.12
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して直結させてサイコフレームに反映させている。無論生きた脳だ」

クスコは笑っていた。

「全てギレンがやってくれた成果ですね。マスター」

「そうだ。かの総帥のクローン施設。失敗すら成功の母へと変貌させた。恐ろしい奴だ」

マリオンは深呼吸をして、ギレンの行為をフロンタルへ再び質問する。

「しかし、何故こんな事を?」

フロンタルは一笑して答えた。

「無論。私への対策だろう」

「マスターへの?」

「ギレンは恐ろしい奴だった。私の存在を知り、パンドラボックスの性能とその展望の予測すら立てていた。それに対抗するためには同等の力が必要だと。ゼウスと私の力、似たようなものだと思わないか?」

マリオンは尋ねられ、ゆっくりと頷く。

「そう・・・ですね」

「勿論、技術の面で私に知られることも承知していた。だが、私の方が一枚上手だったというだけさ。あの仕掛けで仮にギレンの力が私より上だったらば私はここに居なかっただろう」

「そんな僅かな戦いだったのですか?」

「フフッ、私はそれ程過信していないさ。いつ何時もオンタイムでの試合をしてはたまたま勝ってここに居るだけだ。ただ運が良かったとしか思っていない」

フロンタルは一息入れて、宇宙に浮かぶゼウスを見つめた。

「マーサを徐々に蝕んでいかせた力もその過程で出来た話。さもなくばマ・クベ、マーサたる巨魁を打ち倒すことはできなかった。」

2人ともフロンタルのその言葉が本気だと思っていた。現状の結果が単に生き残ってこれたというだけというのは一緒にいただけ理解していた。裏付けあって生き残れるほどこの世界は甘くはない。余程の幸運ですら生き延びるに足りない。それを凌ぐ天運がフロンタルらには備わっていた。

クスコはそんな話を聞く中で力で人が操れることを思い、ふと疑問を尋ねた。

「ならマスター?マーサ、マ・クベともに洗脳はできなかったのかしら?」

フロンタルは頷く。

「彼らは確固たる意思の持ち主だ。壊せど洗脳はできなかった。促して疑問に持たせぬ程度だけだ。それも怪しまれない程度にな」

「へえ〜、で、始末したと?」

「どうなろうが奴ら自身が本当に私の望みを完遂するには覚悟が足りないだろうよ。お前らと違って彼らはやはり生への執着がある」

マリオン、クスコともに欠陥としてあるのがそこの部分であった。それ以外は気持ち悪いものは気持ち悪い、綺麗なものは綺麗だと感じる。フロンタルの話に賛同しては協力してきているのがこの2人だった。フロンタルは話を戻した。

「さてと、ゼウスに戻って再調整だ。残りの技術班をゼネラル・レビルから呼び寄せて洗脳させて仕上げと行こう。事は急ぐぞ2人とも」

「あいよ」

「わかりました」

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