ガンダムW
1600話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「分かった。ただ、今回だけだぞ。次から俺と戦いたいなら、凛と綾子に勝ってからにして貰う。それでいいか?」
「ああ、それでいい!」
食いつくかのように勢い込むデュオの様子に、小さく溜息を吐いてから場所を移動するべく立ち上がる。
「じゃあ、道場に行くぞ。そこで戦ってやる」
こうして、俺達は何故か使い慣れた道場へと向かうのだった。
「……で、凛や綾子、五飛と……まぁ、サリィまでは許容範囲内だけど、何でこんなに人が集まってるんだ?」
溜息を吐きながら、周囲を見回す。
そこには、何故か多くの軍人の姿があった。
それどころか、五飛との模擬戦の時のようにトトカルチョをやっている者すらいる。
……ちなみに、掛け率は1.1:8.9だった。
言うまでもなく俺が1.1だ。
賭けとして成立するのか、これ?
そう思ったが、何人かは大穴としてデュオに賭けているのもいるし、中には何分で倒されるかといった項目で賭けている者もいる。
「元々、この道場はそんなに人気がある場所じゃなかったらしいけどね。アクセルを含めてあたし達が色々とここで活動しているせいか、何気に人気スポットになってるらしいよ」
綾子の言葉に頷きながら、俺は道場の中央でデュオと向かい合う。
「準備はいいのか?」
「ああ、勿論。……じゃあ、行くぞ!」
その言葉と共に、デュオは真っ直ぐに俺へと向かってくる。
五飛と違って銃を使わない戦いというのは印象にないデュオだったが、それでもガンダムのパイロットだけあって相応に鍛えてはいるのだろう。
踏み込みの速度は五飛には及ばずとも、その辺の一般の軍人よりは明らかに上だ。
「がっ!」
だが、当然俺の行動についてこられる筈もなく……こっちに近付いてきたデュオの横を通り抜けざまに一撃を食らわせると、あっさり意識を失うのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ