暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1600話
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のガンダムのパイロットよりも有利になっているのは間違いないのだろう。
 また、生身での戦いでの体験も五飛はデュオを大きく上回っている。
 特に大きいのは、やはり俺、凛、綾子といった3人を相手に戦った事だろう。
 どうあっても、シャドウミラーを相手にして戦っても勝てず……更にはそこで、自分はシェンロンガンダムに……ナタクに相応しくないと考えてしまい、それに相応しいように自分を鍛え上げた。
 そんな生身での訓練も、間違いなく五飛にとっては有益だった筈だ。
 身体能力の高さが操縦技能に直結するというのは、それこそ綾子を見ていれば分かるだろうし。
 元々素の能力が高いので、多少操縦技術が劣っていても、反射神経や対G能力でどうとでも対処は出来る。
 操縦技術が急激に上がっているというのは……これは身体能力ではなく、純粋に綾子の能力か。
 ともあれ、デュオと五飛では周囲の環境そのものが大きく違っており、それが今日の模擬戦の結果だろう。

「……それだけで、あんなに差がつくのかよ?」
「当然だ」

 そう答えたのは、俺……ではなく、こちらに近付いてきた五飛。
 まぁ、この格納庫はシャドウミラー用の格納庫で、そうなれば当然デスサイズだけではなくシェンロンガンダムもここに置かれている。
 だとすれば、模擬戦が終わった以上、五飛がこうして顔を出してもおかしくはない。

「お前……」

 デュオもそれに気が付いたのか、五飛の方に驚愕の視線を向けていた。
 五飛に負けて、周囲の様子を見て理解する程には気にしている余裕はなかった、か。

「俺はナタクに相応しい男になるように、鍛えてきた。……お前もアクセル達と戦ってみるといい。そうすれば、俺が強くなった理由は分かるだろうし、同時にお前に勝った俺も所詮はまだ弱いと理解するだろう」

 それだけを言うと、五飛はデュオに背を向けて去っていく。
 ……もしかして、デュオを慰める為にやって来た、のか?
 まぁ、五飛にとってデュオというのはガンダムのパイロットという事で、数少ない自分の同類だ。
 当然そこには多少ではあっても仲間意識のようなものがあるのだろう。

「……アクセル、達? もしかして、凛や綾子も強いのか?」
「そうだな。少なくてもデュオと五飛が2人で纏めて掛かっても、1人でどうにかなるくらいの技量はある」

 デュオも、相手がどれだけ強いのかというのは大体理解出来るのだろうが、それでも相手があまりに強過ぎると、どうしてもその差が読めないのだろう。

「……マジかよ」
「ああ。何なら戦ってみればいい。あくまでも生身の戦いだが、デュオを相手にするのなら、それこそ数秒程度で戦いは終わるぞ。ああ、ただしその場合戦いを挑むのは凛じゃなくて綾子の方がいいな」

 凛という名
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