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姦物語(ヤリモノガタリ)
06臥煙さんの姪、神原も頂きます
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拶代わりの下ネタから入る癖が抜けないようだ。
 目の前に叔母と言うか、顔合わせしただけの人がいるのに同性愛者カミングアウトは止めて欲しい。
「貴方も何か買ってらっしゃい。それと暦くんはこっちの血が繋がってなかった妹さんと婚約して結ばれて、上のお姉さんも処女じゃなくなったわ」
 ジュース吹いた火憐ちゃんと、鳩が豆鉄砲食らった顔をしている神原。
 神原方面から戦場ヶ原先輩にご注進されると、僕の人生終了の最短コースだ。
 2千円ほど置いて神原に手渡し、僕には地獄への特急券を買ってくれた臥煙さんは、楽しそうに出ていった。
「じゃあ、後は若い人に任せるわね」
 姪と会話する話題がないのか、勇気がないのか、出ていってしまった臥煙さん。後には僕の首を締め上げる神原が残った。
「どう言う事です? 先輩? 私と言うものが有りながらっ」
「いや、お前とは男女の仲じゃないし」
「何度も裸も見られましたし、もう裸で抱き合ったじゃないですか?」
「それホントなの? お兄ちゃんっ」
 ムカ着火してしまった月火ちゃんが、火種を準備している。
「兄ちゃん、神原さんまで……」
 ガソリン撒いて着火してから出て行った臥煙さんが、ルンタッタしながら窓の向こうを楽しそうに歩いていった。ドSだ。
 神原は家では裸族だし、部屋に入ったら全裸のときも多いし、男には興味が無いはずなので余りキニシナイのが悪かったようだ。
「お前、女専門だろ? 男とか興味ないだろうが」
 焼きたてのパン屋さんで、大声で話す話題ではなかったが、妹二人にSATSUGAIされそうで、妹にも聞こえるように言った。
「阿良々木先輩だけは別なんです(ポッ)」
「こんな時だけ女の顔して女の武器使うなっ」
 火憐ちゃんは「兄ちゃん、表に出ろ」という顔で睨んで来るし、月火ちゃんも僕を表に出して、鳳凰幻魔拳とか鳳翼天翔とかで一気に決めようとしている。
 忍は「人の不幸で飯がうまい」ようで、悪魔の表情でクリーム入りのドーナッツを食った。凄いうまそうに食った。
「さあ、トイレで良いですから、今すぐ私の処女も奪って下さい。立ちバックが良いですか? 便座に座らせて種付けプレス?」
「兄ちゃん!」
「お兄ちゃん!」
 僕に責任がない所で、妹達の機嫌がどんどん悪くなっている。
 神原はロリBBAと違って僕を窮地に陥れて楽しんでいるのでは無く、本当に今すぐして欲しいらしい。
 店のトイレで処女捨てようとすんな、変態。
「実妹まで毒牙に掛けた阿良々木先輩だ、私をトイレの中でレイプするぐらい簡単だろう。さあ」
 何が「さあ」なのか分からないが、家族連れとかカップルとか、子供の耳に入れたくない会話をしている僕達を避けるように退店する人が増えてきた。
「お、おみやげ買って帰ろうか」
 臥煙さんが置いていっ
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