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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
112部分:弓と雷とその三
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た!」
 声のしたほうを見た。そこには髪を後ろに撫で付けた若い騎士がいた。
「何だ、貴様は」
 アレスは尋ねた。
「フリージ雷騎士団のラインハルト」
 ラインハルトは答えた。
「そうか、貴様がフリージ最高の武人と謳われているラインハルト将軍か。俺はアレス、ノディオン王エルトシャンの子だ」
「やはり・・・・・・。ではその手にある剣は十二神器の一つ魔剣ミストルティンか」
「だとしたらどうする?」
 ラインハルトは腰の剣を抜く。
「卿に勝負を申し込みたい」
 アレスは不敵に笑った。

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