陽だまりのダークナイト
魔術結社×朱乃の過去
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属も持てるし、やり方によって今後楽になるが『王』になれば責任も大きくなる。だが俺には既に果たしてるので問題無し。表では学生だけど、最近では学生以外だと織斑一真として接して来る。
「そう言えば前々から疑問だったんだが、ソーナは最初に誰を眷属にしたんだ?」
「私ですか?椿姫です。日本に来てすぐに彼女と出会い、眷属にしました」
「なら私と似ているのかもしれませんね。椿姫も色々と大変でしたが、ソーナと出会ったのが幸いだったし私も一真さんと出会ったのだから」
「朱乃は確か当時一誠さんと奏さんに助けられて、その後に試作品として持ってた駒に反応したんじゃなかったかしら」
シトリー眷属事情は余り知らんが、今の内に聞いておいて損は無いけど似たような出会い方の様子。椿姫の家系は五大宗家の一つ『真羅』で、古くより日本を魑魅魍魎の類から守ってきた五つの異能力集団一族。分かりやすく言うなら由緒正しい退魔師の家系、異形の存在を鏡に通して呼び寄せる体質故に隔離されてた。悪魔になった事で克服し、自らの力として変えて来たのが神器で『追憶の鏡』だ。
「確かにあの時持ってた駒は試作品で、まだリアスの歳では持てなかった。だから試作品の駒を持たせた事で、眷属として一時的にグレモリー家に呼ばれて正式に『女王』へなったんだったか」
「はい。あの後、お母様とお父様に蒼い翼からスカウトされた事を思い出しましたわ。確かあの時には一真さんと名乗っていましたが、どうやら記憶を封印されてたみたいです。襲撃後は余りにも惨劇だったので」
「試作品と言っても俺が開発元ではないし、サーゼクスが魔王だったから持ってたんだと思う。それと記憶封印については申し訳ないと思ってるが、アレに関してはバラキエルも朱璃さんも承認していたんでね。グロイのを目の当たりにした子供の精神状態を考えた上でな」
「良い機会ですのでお話しますわ。私と一真さんとの出会いに関しては知っていると思いますが、その後どうなったかについて」
襲撃後、俺と奏は人間界本家に居たが当時俺は蒼い翼社長兼CEOとして働いていた。姫島家の神社もグレモリーの管轄として、俺らの管轄エリアである事もあるがその時であったな。俺専用の社長秘書が必要だと考えて、三大勢力付近に居て知っている人間を探した。すると条件が合致して報告書として見てた俺。
「・・・・三大勢力付近に居る人間、そして何よりも記憶共有者と言う無理難題な条件だと思ったが居たのか?」
「はい。無理難題な条件を突破した人間は一人だけです。・・・・姫島朱璃、ご存じの通り前回襲撃された神社の巫女で姫島家は五大宗家の一つとされております」
「まさかとは思ったが朱璃さんだとは。確かまた襲撃されるはずだが、すぐにスカウトしに行くか。車を用意しろ」
「畏ま
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