第一幕その九
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「カツサンドもツナサンドもあるし」
「本当に色々だね」
「スパムサンドもあるわよ」
「あっ、スパムもなんだ」
「あるのよ」
「本当に色々だね」
「今はトマトとハンバーグのサンドよ」
それを食べているというのです。
「美味しいわよ」
「そうなんだね」
「ツナサンドもいいわよ」
「日本のサンドイッチだね」
「次はそれを食べるわ」
「いや、まさかね」
トトはツナサンドについてこう言いました。
「鮪の缶詰をね」
「サンドイッチに挟んで食べる」
「そうしたことをするなんてね」
「日本独特よね」
「そうだよね」
「日系人の人が食べてるのよ」
アメリカにおいてもです。
「それで恵梨香も好きでしょ」
「うん、ツナサンドをね」
「実際に美味しいしね」
「そうそう、僕も食べたことがあるけれれど」
今はドッグフードを食べていますがトトはサンドイッチも好きでそれでツナサンドも食べたことがあるのです。
「美味しいよね」
「そうだよね」
「あっさりとしていてね」
「食べやすくて」
「いい味だから」
「ドロシーも僕も好きだね」
「特に恵梨香がね」
日本人のこの娘がです。
「ツナサンド好きよね」
「うん、あと恵梨香が一番薄味好きかな」
「あっ、確かにね」
「他の皆もそれぞれ好みがあるけれど」
「恵梨香はね」
「五人の中で一番薄味が好きだね」
「しかもお魚が好きなのよね」
実は恵梨香はお魚が大好きです、それでオズの国でもよくお魚を食べています。
「鯛とか秋刀魚とか」
「鯵とかね」
「他の国ではあまり食べないお魚もね」
「大好きだね」
「ただ、恵梨香って小骨のあるお魚は食べても」
「それでね」
お魚の好き嫌いはないのですが。
「小骨まではね」
「食べないわね」
「そこは絶対なんだよね」
トトも言います。
「僕は普通のお魚の骨も食べるけれど」
「あっ、出来ればね」
「普通のお魚の骨はだね」
「鰯とか秋刀魚の場合はいいけれど」
「恵梨香も言ってたね」
「鯛とか鯵の骨はね」
こうしたお魚の骨はです。
「犬でもね」
「あまり食べない方がいいんだね」
「消化にあまりよくないから」
だからだというのです。
「小魚位にしてね」
「わかったよ」
「小魚ならいいから」
「骨はだね」
「あまり食べないでね」
「わかったよ」
「恵梨香は骨は絶対に食べないけれどね」
「生は大好きだけれど」
だからお刺身やお寿司も大好きなのです、恵梨香は焼き魚や煮魚、天麩羅も好きですが生魚の方が好きなのです。
「骨はね」
「食べないね」
「あと何でもね」
ドロシーはトトにさらにお話しました。
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