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暁ラブライブ!アンソロジー〜ご注文は愛の重たい女の子ですか?〜
dead end 【うぉいど】
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けませんし、なにより僕は果南を愛しています。
だから…」
「ごめんなさいと?」
「はい…」
「ずっと君の事を見てたのに?確かに果南といた時間は負けるけどキミをおもう気持ちは果南にも負けないよ!なんで?何で私を見てくれないの?果南はあんなんだよ?あんなのじゃなくて私がいればいいじゃない。私じゃダメなの?ねぇ」
ゾッとした。そう、これは昼に鞠莉さんが見せたあの表情そのままだったが目が違う。底なし沼のように真っ暗だった。
この人は本当にここを、僕を見ているのか?そのくらい真っ暗だった。
「もうっ…」
「うわっと…」
鞠莉さんは僕に倒れこんできた。まぁ僕はこれを抱きとめた。
否、抱きとめてしまった。
「これで私のモノ♪」
「え…?」
ドシュッ
僕のお腹がとてつもなく熱くなり、そして強烈な痛みが襲った。
「な…なん…で…」
「果南も残念だねぇ♪今回もダメだったなんてねぇ。またキミは私のモノなんだからね」
何を言ってるのか分からない。それだけだった。
あぁ…僕は死ぬのか…。
果南…
ここで僕の意識は途切れ戻ることはなかった。
☆☆☆
果南side
鞠莉に対する殺意と悲しみが襲ったのは私の彼氏が血まみれで倒れている姿を見た時だった。
「残念だったね果南。私のモノになっちゃった♪」
「鞠莉ィィィィ!!!」
私はそのままの勢いで果南へと襲いかかった。手にした鉄パイプを大きく振りかぶって。
だが…
「遅いよ果南。果南はこれまで何してたの?守るために強くなったんじゃないの?これじゃお笑いだねぇ♪」
あっさり後ろを取られ後ろを向いた時には私のお腹にはナイフが刺さっていた。
「がはっ…」
「あははハハハハはは!!」
なんで…なんで…
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!!
また…ダメだった…。こんなことにならない為に君を閉じ込めたり鞠莉との接触を禁じたりしたのに…。
君はどんな世界でも優しいんだね…
大好きだよ…。
次こそは助けるから…
ここで私の意識は途切れた。
☆☆☆
「行くよー!果南!」
いい朝だ。今日は少し怖
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