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暁ラブライブ!アンソロジー〜ご注文は愛の重たい女の子ですか?〜
dead end 【うぉいど】
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れた。




「お前!!一緒にスクールアイドルをやった仲間に何言ってんだ!!」

「これは君の為に言ってるんだよ?」




話にならない。僕はそう悟った。彼女だろうが何だろうが、僕の友達を貶すやつは僕は嫌いだ。

だがおかしい…。果南は果たしてこんな事を言うだろうか。




「ここから出してよ」

「嫌だよ」




頭がいたい。会話が成立していない。




「それじゃご飯用意してくるね♪」




そう言って果南は出て行った。

さて、どうやって逃げ出そうか。そう考えた時だった。




「いた!」

「鞠莉さん!?」




いきなり鞠莉さんが飛び込んできた。




「どうやってここが…」

「キミを連れて帰る果南の様子がおかしくてね後をつけていたの。そしたら果南がこの中から出てきたからもしかしたらと思ってね」




やはり好奇心旺盛な鞠莉さんだ。

いつも自由奔放で困ったものだったが、今回は助かった。




「今この鎖解くからねっ!」




僕は解放された。

そしてその後鞠莉さんとその建物を出た。どうやら廃工場だったらしい。

果南には申し訳ないが逃げようとしたその時だった。




「何処に行くの?」




黒い笑みでこちらを見る果南がいた。




「ねぇ鞠莉と関わらないでって言ったよね?

そっかぁ言いつけが守れないのかぁ。

だったら…







オシオキだね♪」




「鞠莉さん!!」




僕はそこから全力で鞠莉さんを連れて逃げた。







「残念だったね…果南…」













それが間違った選択と分からずに…










☆☆☆




「ここでしばらくやり過ごすか…」

「大丈夫なの?」

「多分…見つかったらまた全力で連れて逃げますから」




僕らは今果南から身を隠すべくとある公園の目立たない場所へと来ていた。

今現在僕ら以外の人はいない。




「ねぇキミ」

「はい?」




鞠莉さんがいきなり呼びかけてきた。

























「私ねキミのことが好きなの」

「は?」




再び思考がフリーズした。突然すぎた。

だが、それは…




「ごめんなさい鞠莉さん。僕には果南がいます。僕は彼女を元に戻さないとい
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