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暁ラブライブ!アンソロジー〜ご注文は愛の重たい女の子ですか?〜
dead end 【うぉいど】
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も通りに戻っていた。あれは気の迷いだろうか…?

と、思っていると果南が近寄ってきた。現在は再び休憩中だ。




「大丈夫?はい。スポーツドリンク」

「あぁ…ありがと…」




僕は果南がくれたそれをグッと飲み干した。




「あっゴメン…全部飲んじゃった…」

「いいよ。君が元気になるなら」




やっぱりいい子だ。僕には勿体無いくらいだ。

と、気が緩んだからだろうか。物凄い眠気が襲ってきた。

僕は眠気に弱い。なので当然この眠気に耐えれるはずがなく…。




「すー…すー……」

「寝ちゃったか…。ゴメン!寝ちゃったから家まで運んでいくよ!みんなは練習してて!」




最後に感じたのは果南に背負われてる感じと、




「まずは…」




この果南の呟きだけだった。







☆☆☆




目が覚めたのはそれからどのくらい経ってからだっただろうか。

ぼくは意識があまり無くその時はあぁ覚めたんだとしか感じる事が出来なかった。

次の事に気づくまでは…




ジャラ…




この音を聞いて不気味に思い手を伸ばそうとした。

でも、手は伸びなかった。理由は至極単純。動かせないからだ。じゃあ何故動かせないのか。

ぼくの両手には鎖付きの手錠と首には首輪がつけられていた。




「え?」




僕の思考は手錠と首輪を確認した時には停止していた。当然だろう。僕にはそんな経験はあるはずないのだから。

でも、こんな事するのって誰だろう。

僕はおぼつかない思考の中で思った。でもそれはすぐに解決する事となる。




「あっ起きたんだ♪」

「果南…!」




そこにいたのは果南だった。




「これ…果南がしたの…?」

「そうだよ?そうしないと君が取られるからね」




正直何言ってるのか分からなかった。何故僕がこんな事をされないといけないのか。




「ねぇ…なんでこんな事するの?」

「なんでって…さっき鞠莉とイチャついてたじゃん」

「それについては謝ったじゃないか!」




果南が何を言ってるのか分からない。

僕を拘束したのは嫉妬したから?

いや、違うだろう。果南ならもっと別の何かを考えているはずだ。




「もう鞠莉には近づかないで」

「は?」




何を言っている…?




「果南!?」

「鞠莉がいなければ幸せだったのに」




ブチッ




僕の何かがこの瞬間切
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