ガンダムW
1599話
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事になってはいるが、それでも俺達がそれぞれ自由に使える金はかなりのものだ。
それ以外にも、俺の場合はOZの基地から盗んできたMSもあるし。
まぁ、こっちはどこかに売り払うつもりはないんだが。
金に困ってないのは凛も同じ筈だが、それでも賭けるのはやっぱり金にがめつい性格はそのままなのだから。
宝石魔術を使う者の弊害と呼ぶべきか。
「現在、勝率は7:3で新顔のガンダム02が有利だよ! さぁ、もうすぐ受付終了だ! 賭けるのなら、急いだ急いだ!」
周囲の者達を煽るように叫んでいるその兵士に、金を……日本円にして5万程度の額を渡す。
「五飛の勝利に」
「私も五飛の勝利に賭けさせて貰うわ」
「え? アクセル代表に、遠坂?」
賭けの胴元をやっていた兵士は、いきなり俺達が賭けたことに驚いたのだろう。一瞬大きく目を見開く。
だが、それでもすぐに受け入れたのは、倍率の高い方……つまり不利と思われる方に賭けたからか。
それにしても、何で五飛の方が倍率高いんだ? この基地にいる奴なら、当然五飛の力をある程度知っている筈だ。
俺達がいないのを誤魔化す為にも、シェンロンガンダムでルクセンブルク基地のMS部隊と模擬戦を行っていたのだから。
なのに、何故ガンダム02……デスサイズの方が倍率低いのか。
まぁ、賭ける方としては楽に儲けられるんだからいいんだけど。
そうして賭けも終わり……やがて時間になったのか2機のガンダムが戦場となる場所に姿を現し、模擬戦が始まる。
最初に動いたのは、デスサイズ。
まぁ、遠距離攻撃の事は殆ど考えられていないんだから、それも当然か。
名前の由来となったビームサイズを手に、一気にシェンロンガンダムとの距離を縮める。
ステルスの類はどうやら使っていないらしく、シェンロンガンダムはこちらもビームグレイブを振るう。
空中で激しくぶつかり合うビームとビーム。
だが、一瞬の鍔迫り合いの後でシェンロンガンダムはあっさりとビームグレイブを引く。
鍔迫り合いになると思っていたのだろう。振るわれるビームサイズは勢い余ったかのように地面へと叩きつけられる。
そうして一瞬であってもバランスを崩したデスサイズへと向かい、ビームグレイブが振るわれ……それでもデュオは何とかその死地から脱出する事に成功する。
機体を強引に捻ったような感じでその場から飛び退ったデスサイズ。
だが、間一髪の危機は脱出したが、だからといって危機が完全に去った訳ではない。
デスサイズを追いかけるように、シェンロンガンダムの右手が伸びていく。
ガンダニュウム合金で出来た牙は、リーオーやエアリーズといった機体の装甲であれば容易に砕く。
だか、デスサイズが次に取った行動、シールドで自分に迫ってきてるド
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