episode3 神に穿つ聖なる槍
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呼ばれたのには驚いたがチャンスは逃さない。ランサーの槍でライダーを潰せればランサーと一騎打ちになる。ランサーは武器を構える。
「これは神ならば必ず殺す、私の名がつく特別な槍だ。穿て、そして殺せ!神へと穿つ聖なる槍!」
ランサーは宝具を放った。真名解放による宝具。ロンギヌスは有名な人物とはいいがたいが、ある人物を刺した人でありその槍は神を殺すと言われた槍、ロンギヌス。本人の名はロンギヌスで槍の名は本人の名が付けられた。
ここでセイバーに今朝言われた言葉がよぎる
「他のサーヴァントの乱入なんて良くあるからどうすれば有利かどちらが友好的に手を結べるか、それを考えて判断して戦うんだ。頑張れよ」
もし、ここでライダーが倒れランサーに味方がいたら、ランサーのマスターが優秀な魔術師でサーヴァントにも多少の抵抗が出来るもの場合。不利になるのはオレだ。ライダーにも同じことが言えるが、ライダーの方は守れば借りぐらいは作れる。この状況だとランサーと共にライダーを倒してというのはもう出来ない
「そんなもの位で僕が倒せるわけが……!?」
拘束魔法。教会からライダーを拘束しているランサーのマスターがいる。だいぶ離れた距離で一時的にとはいえライダーの足止めをした。ランサーにとってこれは絶好のチャンスでもはや避けれないほど槍は迫ってた。
「させねぇ!!」
セイバーが槍を弾き飛ばした。ライダーは守ってくれたのも驚いたが宝具の1発を弾き飛ばしたのにも驚いた。すぐさま攻撃に転じる。目の前のセイバーではなく、ランサーに
「走れ!翔けよ!我は太陽!天を翔けよ太陽馬車」
ライダーの乗っていた馬車が眩しいほどに燃え上がりランサーへと突っ込む。馬車を受け止められないランサーは受け止めることも出来ずに太陽馬車に轢かれてしまう。吹っ飛んだランサーはどうにか立ち上がる。
「まだ私は終わっては……」
そう思ったランサーの目の前にはセイバー。これで終わりだよ。そう言って深く剣を突き刺した。刺されたランサーは光の粒子ななり消えていった。
「……助かったよ、セイバー。危うく死ぬ所だった」
セイバーはそう言われライダーの方に1回むき、貸しだ。とそう言葉を発した。ライダーは笑いながら今日は君とやるのはやめておこうとそう言って教会の方へ目を向ける。
「……ランサーいってしまったか。私の願い。どんなものにでも幸福だけを与えたかっただけなのに、こうも早く退場とはな」
そう答えたランサーのマスターにライダーは笑いながら答えた。
「不幸があるから幸福があるんだ。幸福ばかりあってもつまらなくはないか?何も負の感情が絶対悪とは限らないんだよ。槍のマスター。光がある所に闇があるように何事にも対峙するもの
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