episode3 神に穿つ聖なる槍
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らとも分からなかった。
場面は変わる
「……オレがホムンクルス?」
「あなたは私とあの子の血を引いてるわ。ホムンクルスではあるけれどもね。あなたが王になるのよ。アグラヴェインもちゃんとサポートしなさいよ」
ホムンクルスと聞いたセイバーは顔を伏せてしまった。アグラヴェインと呼ばれた男性はしばらく黙っていたものの分かりましたと答えた。モルガンは笑った。何も知らなければ素敵な笑顔をだったが、会話から何よりキャスターとしての彼女を知っていると素直に褒めることはできないだろう
さらに場面は変わる
「父上!オレは!ただ!」
「あなたを王として認めるわけにはいけない、モードレッド卿!」
槍に刺されるセイバーは渾身の力で最後の攻撃をする。
セイバーの感情が流れてくる
ただ認めてほしい。ただ息子と呼んでくれるだけで良かったホムンクルスだとしてもそれで救われた。でも結局父上ーーアーサー王あなたはオレのことを最後まで息子と呼んではくれなかった。
エクルは目が覚めた。セイバーの背負うものを見た。きっと俺がセイバーのことを見たように俺のこともセイバーは見たのだろうか。セイバーを呼んだ時の触媒はただのレプリカだったが、もしかしたら父に認めてもらいたいという点で引きあったのかもしれない。
「夜か、キャスター探しに行かないと」
今頃セイバーも向かってるだろう。俺は俺でやることをやる。
先ほどの夢を頭から振り払い、宝石と剣を持ち外へと出た。
「ここか。特に何の変哲もない教会だけどな」
セイバーはエクルの言っていた教会へとついた。見た目はただの教会だが、確かにサーヴァントの反応を感じる。だがこの反応。一つじゃない。
その時、爆発とともに槍兵が教会の2階あたりから落ちてきた。それを追いかけるように馬が引く馬車と共に現れる男性
「客が来たようだランサー、相手をしてはどうだい?」
ランサーはこちらへと振り返る。オレがマスターに言われたのはランサーの相手。オレがやるのはもちろんライダーであるあの馬車とその持ち主ではなく、ランサーだ。
セイバーはランサーに襲いかかる。剣を上から叩きつけるよう振りかざすがランサーはそれを槍で受け止める。その後セイバーを押し返して後ろに飛ばす。
「僕を忘れてもらったら困るなぁ」
ライダーは矢をランサーに打ち込む。ランサーは後ろに下がりひたすら避ける。
ランサーは不利な状況に陥る。
「せめて、ライダーは潰そう。この槍があなたは神だと言っている。なら私はあなたを倒すためにいるのだろう」
ランサーはそう叫ぶ。セイバーもライダーも身構える。ライダーにいたっては神だということに気づかれ少し驚いた顔をする。セイバーも神が聖杯戦争のサーヴァントとして
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