episode3 神に穿つ聖なる槍
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。言うこと聞かないなら令呪使うぞとも脅してきた。
そこまで言われたら従うしかないし、令呪は取っとかせておきたい。仕方なく従うしかなかった
「危なくなったらすぐに呼べよ。死んでしまいましたなんて笑えねぇからな。エクル、頼むぜ?」
大丈夫、俺には加護があるからなんて訳分からないことをいうが一応信じる。ランサーの場所を教えてもらい今夜向かうことにした。夜の方が一般人には見つからない。
「あ、それとセイバー」
何かを言い忘れたのかエクルはセイバーに声をかけた。
セイバーは顔を上げエクルを見る
「その場の判断は基本任せるけど……なるべく1対1の勝負で戦えよ。他のサーヴァントの乱入なんて良くあるからどうすれば有利かどちらが友好的に手を結べるか、それを考えて判断して戦うんだ。頑張れよ」
そう言って朝食の皿を片付けに行ってしまった。
乱入なんてまとめてやればいいと思うセイバーだが頭の片隅には置いといた。
「俺の方はどうにかなるか分からんが、セイバーには勝ってもらわないと」
彼女も馬鹿ではない。円卓の騎士だったんだ、自分の騎士団は持ってただろうし、指揮能力はあったのだからその場の判断は出来るだろう。謀反起こした時はセイバーが諸侯の貴族を味方に付けてたらしいしな。ずる賢いだけかも知れんが。
エクルは洗い終わると地下へ向かい準備を進める。いくつかの宝石を取り出す
「エルメロイに聞いたが宝石に魔術を込めて使う物があるんだったな……」
大量に持っていた魔力も数年前に制限をくらって全部は使えない宝石に貯めとけば長期戦になっても何とかなるだろう。
宝石魔術とこの剣。俺はまだ死ぬつもりはないからな。
「ふぅ、だいぶ魔力を宝石にこめた。夜までは寝ていようか……結構魔力を消費した」
いくつかある宝石を机の上に起き、ベットに横たわる。まだ昼過ぎではあるが、疲れてしまった。夜には起きるだろう。
セイバーの方は下見とか言ってエルメロイが言っていた教会へと向かった。今回の聖杯戦争は監督役の神父はいないようだ。
冬木の時は裏でマスターと繋がってたみたいで厄介だったらしい。結局の所繋がってたマスターは死んでしまったが
そんなことを考えているとエクルは眠りについてしまった。
エクルの中に何かが入り込んできた
「ランスロット卿!何をしてる!」
そう叫んだ騎士。見覚えのある俺のサーヴァントであるセイバーだ。史実通りなら今はランスロットとギネヴィアの不義の瞬間ってところだな。
「……アグラヴェイン卿、モードレッド卿。ここは任せる。私は戻る。報告はしておいて欲しい」
そう言われた騎士は承りましたと言い金髪の騎士はその部屋から出ていった。その顔はなんとも言えない悲しいのか怒っているのかどち
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