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姦物語(ヤリモノガタリ)
貝木のオッサンを助ける羽目になった
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が重要なのでは無く、女としてのプライド的に相手を許せなかったようだ。
 でも謝った。
「ごめんなさい」
「ム〜〜」
「手を上げよ、主殿」
 謝罪一辺倒の土下座外交でどうにか許してもらった僕。

 一応お出かけすることになって外に出たが、門柱に影縫さんが立っていた。
「やってくれたなあ、お兄やん」
「あれ、もう死刑宣告ですか?」
「鬼のお兄ちゃん久しぶり〜、ブイブイ」
 斧乃木ちゃんも来たから戦闘開始のようだったが、余接ちゃんは笑顔なので、即ぬっころされる心配は無いようだ。
 呼び方が「鬼畜なお兄やん」じゃないので、臥煙さん情報網では僕がバンパイアでフェニックスで、面白おかしい状況なのも即バレして知られているらしい。
 ヤダ、僕の恥ずかしい所、全部臥煙さんに見られちゃったヨ。(///)
 でも13歳の元妹も14歳の実妹も8歳のロリBBAもヤってしまったので、以前の僕より今日の僕の方が鬼畜だ。
「不死身の怪異、三人でも十分やのに、またひとり増やしやがったな? お前らの親もそうなんか? もう血吸うて飲ませて不死身か?」
 火憐ちゃんは今まで員数外で、月火ちゃんが滅び次第消えるので数えていなかったらしいが、僕がデッカイ方の血を吸って魂の通貨を取り引きしたので、ナチのバンパイアを紅葉おろしにしたり、片手無いのにデンドロビウム置いて飛んでったりする前に来たらしい。
 暦クンロボがフンガー!言うのも、不死の戦士がハーフバンパイアになったのも問題のようで、連絡受けてからここに来るまで両親が犠牲になっていないか、とても機嫌が悪そうな影縫さん。
「ああ、両親はまだ大丈夫です、一回殺されたりすると、月火ちゃんが復活させますから、殺さないで下さい」
 余接ちゃんはキメ顔でVサインしてブイブイしてるので、デッカイ人差し指で殺されなかったが、メッサ怒ってる影縫さんからこう言われた。
「ほんまやったら、お前ら全員ぼてくりこかすか、関西風にケツの穴から手突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたいとこなんやけど、実は貝木のボケが下手打ってなあ、蛇の嬢ちゃんどないかした後、金属バットでフルスイングされて耕されて、意識不明の重体なんや、まあ脳みそ壊れて意識戻ることなんかあれへんのやけどな、病院で臥煙さん待っとるさかい、お前らちょっと行って来いや」
「は、はい……」
 バーター取引で、貝木のオッサンを復活させる代償として、僕ら不死身の化け物たちは見逃してくれるようだ。
 月火ちゃんのお陰で、バンパイア成分燃やされて、頭の中だけ人間なのでポイント10倍なのかもしれない。
「斧乃木ちゃんみたいに、死体になってから復活はダメなんですか?」
「あれはぺナルティが多すぎんねん、早よ行かんかい」
「へい」
 しかしこの街は、金属バットでフルスイングできる連中が多いよ
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