第5話 貴方と遊びたいわ
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「そう言えば、なんでこんなところにいるわけ?」
霊夢はもしやと思い、紅い館に入る前に念のため、例の質問を吹っ掛けた。案の定、帰ってきた答えは、
「お前たちのところで言うところの、外来人って奴じゃないの?この前9から聞いた。」
「ああ、チルノのことか。あいつ、ほんとにバカだもんな。」
「全体公認で?」
「「勿論。」」
二人は声を揃えて言った。屋敷の奥へと進んでいくと、不気味に意図的に破壊されたような扉がいくつも散らばっていた。すると、刹那はいつの間にか背後から殺気を感じ取った。
「ネエネエ、オニイサン。ワタシトイッショニアソビマショ。」
(見るからに殺気満載だなこれは。)
(ELS制御機でも打ち込んどく?上の方からあの狂気なんとかなんないかなーとか言う声が聞こえてくるし。)
刹那と闇那はELSテレパシーで、二人に悟られないように会話をしていた。
「あんたたち、ここはまかせられる?」
「「勿論さ。」」
刹那と闇那は自信満々に答えたが、このあとの激戦を誰も知るよしはない。
「あー、暇だな、そう言えばいっつも刹那って本を読んでいるよな?何でだろ。」
サーシェスは暇に身を任せて刹那の本を手に取ってみた。中から、紙が出てきて、サーシェスは最初から最後まで目を通した。サーシェスはそのか身を見たとたんにイライラが吹っ切れたような軽装をして、
「主砲、発射準備、目標、適当に!エネルギー充填開始!」
「何だろう、嫌な予感がするわ。」
「それもそのはずでしょうね、異変の元凶様。」
「あ、あなたは一体?」
「私の名前は博霊霊夢。異変を解決する私の名前よ。」
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