43登校
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を直視できて術者としても上位の者からは、只人なら視線だけで即タヒするような熱い視線を受け止めた。
「起立、礼」
担任を確認した委員長により号令が掛けられ、香里が来ていないのを確認した担任は、祐一を見た。
「何だ、相沢、美坂と一緒に居てやらないのか?」
「エ? はあ」
クラスの女子、ほぼ全員と、担任の中では、相沢*香里だったが、そんな戯言は宇宙の彼方に放り出せるワンウーマンアーミーや、香里を体ごとアナザーディメンションに叩き込める妹とかがいたので、ごく一部の女子からは却下された。
「ゆうくん、ノート取ってあげるね?」
「は?」
まだ「ノートなど下僕に書かせるもの」と思えない祐一は、自分で書いて覚える物と考えていたので、美汐からノートとシャーペンを取り戻そうとしたが、三年の教室にまで居座って、食事中は箸も茶碗も持たせようとしない女は、「だっていつもこうだったじゃない」と言いつつ「規定の設定」として自分の作業を進めた。
『祐一、何してるの?』
舞の方角から、パイロキネシスと思われる火種が飛んで来て、美汐を着火しようとしたが、謎のエネルギー障壁によって遮断され、名雪が燃やされたり、不在の北川の席が燃えたりして、波乱の一時間目が過ぎて行った。
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