103部分:それぞれの思惑その六
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古より強大な魔力を持つと言われる金銀妖瞳、だが今までユリアは両方共薄い紫だった筈だ。それが何故今・・・・・・。それは誰にも解からなかった。
「イシュタルは怖ろしい者・・・・・・。強さと哀しみを背負った者・・・・・・・・・」
「イシュタル・・・・・・」
一同はその名を呟いた。
「気をつけて・・・・・・。何も出来ないけれど・・・・・・。セリス、いつも貴方を見守っているから・・・・・・・・・。だから、光を、この世界を・・・・・・・・・」
そう言い終わると糸が切れた様にガクッと崩れ落ちた。皆慌てて駆け寄る。
「大丈夫です。命に別状はありません。単に気を失っているだけです」
サフィが脈と息を確かめてセリスに言った。
「そうか、良かった」
セリスは胸を撫で下ろし自らユリアを抱き上げ天幕に運んでいった。
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