39座古
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祐一と天使の人形のリンクが再開され、昼間の寝床として使うために戻って来た。
力を取り戻してフルパワーの妖狐になったついでに、家にいる女を全員妖狐の嫁になるよう作り変えてやり、天上の快楽を与えた。
何かひっそりと人類の行方を決める決戦なんかも行われたが、人類代表は名雪だったので、すぐに名雪一般兵も名雪騎士も「すごいのきてりゅううううう!」と、みさくら語でアヘらされ「やっぱりチ*ポには勝てなかったよ」という結果になった。
最初の被害者、美汐は完全に壊れない程度に犯されたが、どの程度までやって良いのか具合が分かり、生身の人間最後の被害者である座古は、二、三回命を落すほど壊され、体の中身を全部オットセイくんや祐一の妖力がお散歩して遊ぶ膣に変えられてしまった。
舞が放った魔物達も同時に満足させられ、翌朝には本体に戻して全員集合させてやれる。家の中のメスの歓喜の悲鳴が収まって静かになった部屋で、祐一と天使の人形は一休みしていた。
第三十九話。
(さて、もう少し思い出してもらおうか、あの日に起こったことの続きだ)
記憶のリンクも再開し、祐一には消えていた記憶、天使の人形には自分の本体で起こった出来事が伝えられた。
(助けてっ、助けてっ)
森を抜け、大人を探して走った祐一の使い魔は、何故か自分と同年代の少女に駆け寄った。すでに医者など呼んでも無駄なのを、本能的に感じていたのかも知れない。
「助けてっ」
「…どうしたの?」
「ともだちが、けがしたのっ」
「…どこ?」
「こっちっ」
声を掛けられ、縁を作られてしまった舞は、同時に純血の妖狐に呪いを掛けられ災厄にも巻き込まれて、その後の人生も因果律も何もかもを書き換えられてしまった。
舞を連れて森に走って行く祐一は、自分が何を仕出かしたかも知らず、被害者を増やしながら森を駆け抜けた。
「たすけてっ、たすけてっ」
「どうしたんですか〜?」
「ともだちが、けがしたの、たすけてっ」
「ああっ、血がっ! 姉やっ! 爺やっ!」
まるで弟のような少年を放っておけず、使用人を呼び、車を出させる少女、佐祐理。
倉田家の長女でもある娘は、与えられていた幸福や幸運とともに、支払うべき対価をこの時に請求され、命と体と魂を奪われて、純血の妖狐の下僕として刻印を穿たれた。
「たすけてっ、たすけてっ」
「どうしたのっ、ゆういち?」
「あゆちゃんが、けがしたのっ! あきこさんはっ?」
「えっ、おかあさんなら、ゆういちの声がするって、出ていったよ」
そう言われると、すぐに振り返って元の道を走って行く祐一の使い魔。妖狐である名雪には縁や刻印は与えられなかったが、幼なじみで親戚の少年を放っておけず追いかけても、人間離れしたスピードで駆ける祐一を追えず、突き放され
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