ガンダムW
1598話
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何しろこの歴史では、原作以上に五飛とサリィの繋がりは深いのだから。
結果として、元々の相性もあるのだろうが、サリィと五飛の仲は決して悪くはない。
……まぁ、それはあくまでも仲間や友人としての意味での仲であり、男女間の恋愛関係となると、話は別だが。
サリィと五飛ではそれなりに年齢差があるので、恋愛関係になるのは……どうなんだろうな。
いや、それ以前にサリィは何歳なんだ?
見た感じでは凛と似たような年齢に見えるんだが。
「何か?」
「いや、何でもない」
鋭く俺の方に視線を向けてきたサリィに対し、首を横に振る。
……相変わらず女は年齢の事になると鋭いよな。
これで体重とか体型とかの事を考えると、更に鋭くなるんだろう。……何だかサリィが俺に向けている視線がその辺りを考えるごとに鋭くなってきている気がするし。
「ふーん。このシャドウミラーってのも、外側から見る限りだと凄い傭兵部隊に見えたけど、中は結構愉快な感じなんだな」
椅子に体重を預けながら、デュオが面白そうな表情のままにそう告げる。
デュオの性格から考えれば、真面目一辺倒な傭兵というのは性に合わなかったんだろう。
「……デュオ、と呼んでもいいかしら?」
俺から視線を逸らしたサリィが、改めてデュオにそう尋ねる。
「ああ、好きに呼んでくれ」
「そう。じゃあデュオに聞きたいんだけど」
「うん? 何だよ? ああ、言っとくけど、俺はシャドウミラーに所属する事にはなったけど、何でもかんでも情報を喋るつもりはないぜ?」
そう告げたのは、デュオの知っているガンダムの開発者……プロフェッサーGについての情報を漏らす事はないと、そう告げているからか。
「うーん、そうね。私が聞きたいのはガンダムについてじゃなくて、そのパイロット……ヒイロ・ユイについてなんだけど」
「ヒイロの? ……あんた一体?」
ヒイロの名前を出しても動揺しなかったのは、既に昨日の時点で何度かヒイロの名前を出しているからか。
そう言えば綾子についてもヒイロの事で聞いてたみたいだったが……やっぱりサリィの興味はヒイロにあるんだろう。
実際にサリィがヒイロと遭遇した時、何気にデュオもそれに無関係ではないんだけどな。
ヒイロが捕らえられていたビルを破壊したという意味で。
「以前、ヒイロ・ユイに会った事があるのよ。怪我をしているところを見つけてね。そこで保護して後で話を聞かせて貰おうと思ったんだけど……ビルを爆破して逃げられたのよね」
そう告げるサリィの言葉に、デュオはうわぁ……といった表情を浮かべる。
デュオにも分かったのだろう。自分がヒイロを助けた時、サリィもいたのだという事を。
「あら、どうしたの?」
「いや、うん
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