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KANON 終わらない悪夢
38祐一と天使の人形、究極合体合身ゴー
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人形は、美汐の体を通過してから祐一本体に戻った。
 普通の狐がウサギやネズミを捕まえて食べても罪に問われないように、捕食者である純血の妖狐が人間を食べても罪には穢れず、これまで積み重ねられた穢れは祐一の胃袋で消化されて消えた。
「あっ、ゆうくんが通った…… あっ、あっ、これっ、凄いっ、私の中、魂も精霊もゆうくんの形にされてるっ」
 全ての力が戻った祐一に、オットセイくん以外の物にも侵入され、人間の体でありながら、子宮から卵管、卵巣に溢れる、純血の妖狐の全てを受け止めさせられる美汐。骨の通っている部分を全部膣に見立てて、霊体やら精霊やらを通されて出し入れされ、体中が押し広げられて膣と生殖器にされ、パンクしそうになるのにも気付いたが、力も流し込まれて祐一の形に作り変えられて行く。
「やっ、だめっ、だめええっ、ああああっ〜〜〜〜っ!」
 佐祐理に与えられた以上の、この世のものではない快楽に支配され、自由意志を失ったが、これからは純血の妖狐の世話役や性奴隷として仕えさせられるのも分かり、それこそが自分の幸せなのだと思えた。
「うんっ、いいよっ、ゆうくんだもの、あたしなんでもするよっ、ずっといっしょだよっ」
『これでもう美汐は俺の物だ、離れるなよ』
 天使の人形とも重なり、何重にも術を掛けられ、心も体も魂にも呪いが掛かり、何もかもが結ばれ、支配されて歓喜する。
「うん、もうはなさないで、こんどきえるときは、あたしもつれてって、おねがい……」
『ああ』
 その夜、美汐は思い出の妖狐の少年を取り戻し、長年の思いを遂げて結ばれた。
 あの時、産む事が出来なかった子供さえ、今は孕み育てる事も出来る。
 それはもちろん、霊力や力を持った子供を求める打算からでは無く、愛する者との絆を求めての渇望だった。
(お婆ちゃんが言ってた事、本当だったんだ。ものみの丘で出会えるのは、お見合いみたいな相手じゃなくて、心も体も魂も呼び合う者同士が出会うんだって)
 満たされた美汐は、張り詰めていた物が切れて愛しい少年の腕の中で泥のように眠り始めた。
 悪夢を見ることもなく、夢の中で悲しい別れを繰り返さず、全てを失って彷徨った日々を忘れ、七年ぶりに深く深く眠った。

『秋子さん、そこにいるんでしょ? どうぞ』
 美汐が眠ると秋子が呼び込まれ、股間をドロドロに濡らした動物のメスが、慌てて服を脱ぎ捨てて、もう一度入浴?するために入って来た。
 月宮真琴一行は天使の人形の気配に怯えて逃げ出し、外に出ると命を落す恐れが有るので二階の部屋に逃げ込んでいた。
「祐一さん、力を取り戻したんですね?」
 その力が欲しくて欲しくて、美汐に突き立ったままの一物が羨ましすぎて、体がどうにかなってしまいそうな秋子。
 発情しすぎて先ほど子宮に流し込まれた子種すら吐き出して、精
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