二日目 馬鈴薯の嵐、巻き起こる旋風
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び、美少女……!?」
「そうそう、美少女様は休んでてくれー」
顔面赤面のレム様はようやく折れてくれたのか椅子に座ってくれた。
だが、視線を感じる。
いや、別に見られてるから気が散るって事はないよ?
でも、ずっと後ろ姿を見られながら料理するって恥ずかしいな。
「よっ。はっ、せう」
ふふふっ。
俺の料理スキルもなかなかのもんだぜ。こっちに来てからは料理する機会はあんま無かったけど衰えてないな。
自身の腕『料理の腕前』を再確認し、焼き上がったパンケーキを皿に載せる。
「ほらよ、一丁上がりっと」
イイ焼き加減だ。
モンハンなら「上手に焼けましたー」コールを貰えるレベルだぜ。
「先に食べててくれ。
俺は自分のを焼くから」
「いえ、スバル君の分が焼き終えるまで待ちま────グゥーっ」
それはとても可愛らしい腹の音だった。
カァーッと先程より更に真っ赤な顔のレムはアタフタワタフタと自分のお腹に手を当て。
「こ、これはその……」
「腹、減ってるんだろ?」
「…………はい」
「正直でよろしい。
あ、蜂蜜はお好みで。焼く前のパンケーキの生地に少量だけど蜂蜜を練り込んでるからそのままでもいけるけど足りなかったら足してくれ」
「………………はい」
あ、フォークとナイフ出してなかった。
サッと棚からフォーク&ナイフを二本ずつ取り出し一本をレムに差し出す。
「出来立てだから気を付けてな」
「はい、ありがとうございます」
笑顔でフォークとナイフを受け取るレム。
そしてナイフで一口サイズに切り分けフォークで一口サイズに切り分けたパンケーキを一口。
「どうだ?
美味いか?」
「はい、とても美味しいです!」
「そりゃ良かった。
おかわりが欲しかったかっら言ってくれよな」
はむっとまた一口。
レムはとても美味しそうに食べてくれていた。
さて、早く俺の分も焼き上げないと。
あ、自分の焼くついでにあと数枚焼いておこうか。
高級茶葉をパッパッとティーカップに容れてパンケーキを焼くと同時に沸かしておいたお湯を注げば完成。
うん、いい香りだ。
流石、高級茶葉だけの事はある。
……後でラムに少し使わせてもらったごめんね(笑)って誤っておこう。
「よし、これでOKっと」
いい感じに焼けたパンケーキを皿に置き、残りのパンケーキは別の皿に分けておく。おかわり用も焼いたしこれで問題ないだろ。
「まずは俺も一服」
自分で焼いたパンケーキを一口。
……流石、ナツキ スバルだ。
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