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奇妙な暗殺教室
毒と最短距離の時間
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「え?…え?今度は何!?」



倉橋はもう何が何だが分からずに軽いパニック状態になっていたが丈一郎は倉橋にこう語りかけた。



「そう狼狽えるな…俺に任せな」



その一言は鋭い目つきに近寄りがたい雰囲気を醸し出しプロの殺し屋相手に平気で喧嘩を売る丈一郎らしく倉橋が今までかけられた声の中で一番優しさを秘めたものだった。



「は、はい……」



倉橋はそっと目を瞑り丈一郎の身体をぎゅっと握りしめる。そして目を瞑り何秒も経たないうちに……



「ふぅ……倉橋大丈夫か?あと立てるか?」



目を開けるとそのには何事もなかったかの様に立つ丈一郎と周りに大量の葉が丈一郎を中心に散らかっていた。




「あははは…大丈夫何とか立てるよ」



倉橋はそう言い丈一郎の腕からそっと降りる。だが、丈一郎には倉橋が無理をしている事がすぐに分かった。



「そうか……悪いなこんな手段しか取れなくて」



やれやれ……そうは言うが手が震えてるじゃあねーか。怖い思いをさせちゃったな…今の俺じゃこれしか手段が無かったとはいえ反省しなきゃな




「気にしないでちょっと怖かったけど…確かにこの方法しか間に合わなさそうだし」



グッ…自分でそう言っておいて何だけど俺の良心が痛む……やれやれ…背に腹はかえられぬってやつかなこりゃあ



「はぁ……今日の放課後クレープ屋に行かないか?奢るからさ」



「え?いきなりどうしたの!?」



「別に…特に理由はない。そんな事はどうでもいいだよ。それよりも行くのか…行かねーのか…どっちなんだ?」



「え…はい、行きます!あ、桃花ちゃんも連れて行っていい?」



「別に構わないが、さっさと行こうぜ?ここからなら本校舎まで1分も無い距離だからそこまで急ぐ必要はねーがショートカットしてまで遅れたとか洒落にならねーからな」



丈一郎はそう言いそそくさと歩き始め倉橋もその後に続く…そして何秒もしないうちに本校舎が見えてきた。



「流石に近道をしたからもう着いたね」



「まぁ…あの山道は障害物を避ける為に曲がりくねった道になっているから距離も遠くなるがショートカットさえできればそう時間もかからないからな」




だが、そんな道をわざわざ昼休み返上で本校舎にこさせたり、E組相手ならボコボコにしても何のお咎めが無かったり……合理的だ、なんだと最もらしい言い分でここまで俺たちに対して差別を徹底させるあの理事長はいったい何を考え、何を思いこんなシステムを作ったんだろうな





 こうして、俺はそんな思いを心の底に秘めつ
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