暁 〜小説投稿サイト〜
奇妙な暗殺教室
毒と最短距離の時間
[8/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んだが?




「はぁ…やれやれ……矢田!草むらにいる岡島を連れて先に本校舎に行け俺は倉橋に付いてやるからよ」



「え?でも、大丈夫なの?東城君も間に合わなくなっちゃうんじゃ」



「それでも倉橋を置いて行くわけにはいかないだろ?…後から追いつくからさっさと行け」



「う、うん!岡島〜〜早く行くよ」



「置いてかないでくれぇええええ〜〜」



矢田はそう言い岡島を引き連れ本校舎の道を下っていった。しかし、岡島の奴……マジで憐れだな



「やれやれ……倉橋手をだせ」



「え?」



「良いから…いう通りにしな」



「う、うん」



倉橋は戸惑いながらも丈一郎に手を差し出すと丈一郎は両手で優しく倉橋の手を包みこむ。すると丈一郎の掌から黄色いオーラの様なものが光り始めた。



「暖かい……ジョジョこれって……」



「あぁ…俺の波紋エネルギーをお前の掌にほんのちょっぴり流してるんだ。流しすぎれば毒だか多少流すぶんにはリラックス出来るだろう…まぁ後は深呼吸でもしてな暫くしたら立てる様になる」




波紋は医療にも用いられる技術だからこれぐらい出来ない訳がない。まぁ傷が深すぎたら波紋でも治せないから……応急処置程度になってしまう場合になってしまうのが殆どだが、それでもなにもできないよりはマシだから何ら問題はない。





「う、うん……ありがと」




そう言う倉橋の表情は面倒をかけて申し訳ないのか暗いものになっていた。




「やれやれ…そう暗い顔をすんなこんなの面倒の内に入んねーよ。それに動けない女の子をほったらかしにしたら死んだ師匠に怒られるからな」



「師匠って…波紋を教えてくれた師匠?」




「まぁな、日本人の癖に英国紳士みたいな人で女性に対してのマナーとかは口酸っぱく言われた。まぁ等の本人は昔女誑かして修行していた寺から勘当されてんだけどな」




まぁ愚直だと思えるぐらい真っ直ぐな人だったから結局そのまま結婚して死ぬ間際まで結婚したその人とイチャイチャしてた人だからしょうがねーか




「師匠は俺のジジイの友人でもあり碌でもない俺を変えるキッカケをくれた恩人でもある。だから師匠の教えぐらいは実践しなきゃ死んだ時に怒られちまう」



「でも……私のせいでジョジョまで罰を…」




そう言い倉橋の表情は更に暗くなるやれやれそんな事で落ち込んでいるのか……だが、その程度なら俺にとって何ら問題はない。




「やれやれ……要は本校舎の奴らよりも早く行けばいいんだからあと5分は猶予が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ