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奇妙な暗殺教室
毒と最短距離の時間
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にナイフを当てようとしていたのだ




(右、上、左、右、下、右、上……見えてきたぞ…ランダムな動きの中にある一定のパターンが!)



「そこだぁ!」



 丈一郎がナイフを振った直後ナイフを振った対角線上にまるで予知でもしたかの様なタイミングで殺せんせーが現れた。



「ぬにゃ!」



この時丈一郎の目には全ての動きが走馬灯の様に全ての時間がスローに映っていた。本来ならコンマ0.1秒で通りすぎる筈の殺せんせーのスピードが三輪車をこぐ3歳児並みのスピードに感じられたのた。




(勝った……俺の勝ちだ殺せんせー!)



だが、勝利を確信した直後、丈一郎の目に信じられない物が飛び込んできた。





なんと殺せんせーは体を捻りギュルルルルルと独特な音が響く高速回転を加え始めたのだ。




(なぁぁぁぁぁあああにぃぃぃぃぃいいい!!!?)




その高速回転は描く筈だった軌跡を歪め命を刈る筈のナイフは殺せんせーの液化した体のほんの一部を切り裂く程度に終わる




「チィ!」




野郎…やはりこの程度の策じゃあ殺せないか




「スゲェ!ジョジョの奴、あの殺せんせーにナイフ当てたぞ!」




「でも何処いった?」




「居た!あそこの天井に張り付いてる!」




中村が指差す先には、今のは流石にヤバイと感じた殺せんせーが教室の天井に張り付き上がった息を整えていた。



「ハァ……まさかこの状態の私に……ハァ……刃を当てるとは……ハァ…思いませんでしたね」




「半分以上マグレだよ…あんたこそ手加減している癖によく言うぜ。」




超高速で動いているのにも関わらず備品が壊れたり俺たちが怪我をしないのも速度を抑えているからだろ?本気の速度じゃあソニックブームやら風圧で壊れちまうからな




「ヌルフフフ……東城君こそ私相手に初歩的な波紋しか使っていませんね?恐らく君ならもっと応用技が出来るでしょう?」




「なんだよ…波紋を知っていたのか殺せんせー」



おいおい…この技は一応門外不出の技なんだけど




「えぇ…私は先生です。生徒を事を知るためには生徒自身の事をよく調べるのは当然でしょう?」





ほー…つまり俺の身内や家庭事情はそれなりに知ってるって事か…




「まぁ良い…それよりも殺せんせー。こんなふざけた茶番には理由があるんだろ?そうじゃあなきゃテメーをプライバシーの侵害で理事長に訴えて解雇処分にしてもらう」




「ぬにゃ!
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