陽だまりのダークナイト
魔法少女のオーディション
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「魔法少女リーア!煌めく魔法で極悪怪人を纏めて滅殺しちゃうぞ☆」
目の前に居た紅髪の女子高生が、魔法少女の格好をして可愛くポージングを決めていたグレモリー家次期当主のリアス。華麗で高貴な雰囲気のある姫である者が、魔法少女のコスプレに紅髪をツインテールと手には魔法のスティックと言う出で立ち。蒼い翼CEO零達也目線からであるけどさ、俺よりも眷属達はどう思っているのが気になってしょうがない。
『リアス嬢は恥ずかしくないのか?』
「そりゃ恥ずかしいだろうよ。傍から見ても魔法少女よりも魔女ぐらいの年齢に背格好だし、無理し過ぎて身内でも危うい状態だしな」
『可愛い衣装に身を包んでるけど、年齢的にはアウトな気がするわ』
俺とドライグとティアが話し合ってる時に何故こうなったか簡単に説明するとだな、訳有りと言うよりセラフォルーが一番関わっているケース。人間界本家にて休日テレビゲームしてたら、珍しい組み合わせの客が来てたがガチファイト中なので終わるまで気付かなかった。で、終わると同時にリアスと朱乃にセラフォルーと言う組み合わせでな。
「魔法少女ミルキーの映画に出たいのよ☆」
「そう言えばオーディションやるとか聞いてたが、セラフォルーが出たいのか?と言うか魔王職はどうしたんだよ」
蒼い翼がスポンサーとして全面協力してるし、家族旅行前の話だったので前四大魔王と元神が生きてる事も知らん。開口一番にそう言ってきたからか、反応に困っていたソーナと嫌な予感しかしない俺。魔法少女が好きだと言う事も知ってるし、セラフォルーらしさが出ていいんじゃねえの?と適当に答える。大きく頷いたセラフォルーは、手元のスティックをクルクル回して天井高く掲げる。
「そうなのよ!実写映画版『魔法少女ミルキー』のオーディション!出演者を芸能人だけじゃなく、一般からも広く公募しているのよ☆合格すればミルキーとして映画の主役になれるのが私の夢!魔王職なら心配いらないし、ちゃんとお休み入れてきたから問題無し!」
「ホントにオフなら一度聞いてみるが、そんなに目を爛々と輝かせるなよ。ソーナが呆れてるぞ」
「申し訳ありません一誠さん。私の姉が無理な申し出をしまして」
「セラフォルーが魔法少女に憧れていた事は知ってましたが、まさかここまでとは思いませんよ。人間界のアニメ番組『魔法少女ミルキー』シリーズに夢中なのも」
俺はサーゼクスに電話したが、ちゃんとオフ貰ったらしいので安心した。普段から魔法少女の格好をしてるし、素体が美少女だからイケると思うが合格不合格を決めるのは魔王ではない事も。
天真爛漫の性格だから身内さえ巻き込むだし、性質が悪いとも言うが作ってる会社も蒼い翼関連のだから書類選考だけならパス出来る。冥界では特撮番組『魔法少女マジカル☆レヴィ
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