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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
27:言葉は時に重荷になる。
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い知り合いだよ」
前世での知り合いに、扱き使われるって何なんだろうね?
「……そ、そうか。ではリュカよ、これを受け取ってくれ」
苦笑いの
ヒゲ
(
ロロンド
)
は俺に布に包まれた丸い物を手渡してきた。
「これは?」
中身が何なのか気になったが、先に何かを聞いてみる。
「実はな……ピリンもお前が旅立ってしまう事に、薄々感付いて居ってな、我が輩が町を出る前に手渡されたのだ。だから中身は我が輩も何だか判らないが、それはピリンの真心が詰まってるはずだ。新たな土地に辿り着いてから中身を確認してくれ」
「分かった……お前からの贈り物だったら投げ捨てようかとも思ったが、ピリンからのなら大事にする(笑)」
「お前という奴は……」
半分以上本心だったけど、冗談を言ってると思ってくれた
ヒゲ
(
ロロンド
)
は笑ってくれた。
さて……これ以上ここに居ても時間の無駄だし、さっさとリムルダールへ旅立とう。
「じゃぁな」
「あぁ……達者でな……」
俺の短い挨拶に、涙で詰まらせながら返答する
ヒゲ
(
ロロンド
)
……
案外涙もろい男だな。
元々俺は、この世界に居るべき人間じゃないのだから、泣く必要は無いのに……
そんな事を考えながら、光る魔方陣に足を踏み入れる……
すると突然視界が真っ白になり、体中に電流が走った。
ちょ……何コレ! 結構痛いよ!!
(誰かの記憶の中)
体中に電流が走り、意識を失った時……
見覚えのない景色が俺の目の前に広がって行く。
そこには冴えない1人の兵士の姿が……
『……え? 何ですって? 王様からのお言葉を忘れてしまったのですか!?』
は? 俺は何も言って無いけど……あぁそうか、これは誰かの記憶の中か。
この世界に辿り着いた時にも、くじけちゃった勇者様(らしき人物)の記憶を垣間見たな。
『頼みますよ……大事な事なんですから……』
うるせーな……下っ端兵士のクセに、生意気だな。
実際に俺が体験してる出来事だったら、この兵士を殴ってるね!
『では、私から王様のお言葉を伝えましょう……』
偉そうだな……俺、偉そうな奴って嫌い。
虐めたくなるんだよね。
『その昔、伝説の勇者ロトはカミから光の玉を授かり、この世界を覆っていた魔物達を封じ込めたと伝えられています。しかし何処ともなく現れた悪の化身“竜王”がその玉を闇に閉ざしてしまったのです。このままでは世界は闇に飲み込まれ、やがて世界は滅んでしまう。竜王を倒し光の玉を取り戻す。それこそが、あなたの使命なのです!国中の人々があなたに希望を託してます。どうか竜王を倒し、この世界を救って下さい』
一方的に使命を押し付けられ、冴えない兵士の映像は消える。
残念だったな兵士君……お前が希望を伝えた相手は、心が折れて
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