暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第86話「負の感情の世界」
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 時間がない。そのために短期決戦を極める事にする優輝達。
 そのために、葵とリニスが力を集中させ...。

「露払いは任せたよ。」

「...私たちが道を切り開きます。」

   ―――“呪黒砲”
   ―――“三雷必殺”

 黒い砲撃と三つの雷が弾幕の壁に穴を開ける。
 しかし、間髪入れずに触手が襲ってくるので...。

「....散れ。」

   ―――“瞬閃”

 ...全て優輝が切り裂く。

「はぁっ!」

「魔力開放。...穿て!」

   ―――“刀奥義・一閃”
   ―――“ブリューナク”

 攻撃が全て切り払われた瞬間に、もう一つあった瘴気の壁を葵が斬りつける。
 さらに、葵が飛び退くと同時に、リニスが魔力結晶を使って雷の槍を放つ。

「ふっ!」

 二つの攻撃により、瘴気の壁が若干薄くなる。
 そこを狙い、優輝が神力を込めて掌底を放ち、穴を開けた。

「(....?)」

 ...その時、優輝は言いようのない違和感を感じた。
 しかし、動きを止める訳にもいかなく、そのまま穴を神力を用いて広げる。

「行くぞ。圧し潰されるなよ?」

「了解!」

「行きます!」

 こじ開けた穴から、三人はさらに内側へと入り込む。
 その領域は、かつてプリエールで優輝が最後に入り込んだ領域。
 ...司が閉じこもる、瘴気の最深部だ。





「ぐっ....!」

「これは....!」

 内側に入った途端。異物を排除しようと圧迫感に襲われる。

「....はっ!」

 そこで、優輝が神力を発する事で圧迫感を相殺する。

「司...どこですか...?」

「...シュライン。」

〈...今、場所を検出しています...。〉

 最深部に来たと確信した優輝は、シュラインに司の位置を尋ねる。
 シュラインの本体は未だに司が所持しているので、座標が特定できるのだ。

〈っ...!待ってください。これは....!〉

『....どうして....。』

 シュラインが何かに気づき、発言しようとした瞬間、優輝達に念話が届く。

「....司さん。」

『どうして...どうしてここに来たの...?なんで...。』

 約半年振りの司の声は、酷く疲れたようだった。
 そして、それは決して優輝達が来た事を歓迎するものではなく...。

「司。私たちは貴女を...。」

『来ないでっ!!』

「っ...!」

 司の声に呼応するように、衝撃波が優輝達を襲う。
 咄嗟に優輝が神力で相殺したが、その威力は計り知れなかった。

「今のは...。」

『なんで、どうして...どうして、どうして、ど
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