ターン65 鉄砲水と大蛇の深淵
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存在するとき、それを除外することで手札の悪魔族を1体捨て、さらにカードをドローできます。最初に墓地に送った暗黒界の斥候 スカーを除外してワタクシが捨てたカードは暗黒界の狩人 ブラウ、その効果により自身が手札から捨てられたことでさらにもう1枚ドロー。おや、これを引きましたか。2枚目のスネーク・レインを発動、今度はレプティレス・ナージャ2枚にレプティレス・バイパー、さらにレプティレス・ヴァースキを墓地へ」
「……?」
どうも読めない。暗黒界なのかレプティレス軸の爬虫類族なのか、デッキパターンが今一つ絞り込めないのだ。そもそもこれまでの相手にテーマデッキの比率が高かったせいもあって、余計に翻弄される。
ただ見た感じサーチのスノウにドローのブラウに門、そして取引と、暗黒界関連のカードはあくまでデッキの潤滑油としての採用に留まっているような印象を受ける。スネーク・レインを2枚使えるだけ爬虫類族がデッキに入っていることを考えると、本命は爬虫類側にある……はずなのだが、どうにも読み切れない。墓地を肥やし、デッキを回し、最終的に何がしたいのだろう?ただ1つ言えることとして、これだけでは終わりそうにない。
「お待たせいたしました。そろそろ苦痛が欲しいころでしょうから、たっぷりと味あわせてご覧にいれましょう。では、バトル」
2体の神官がぶつかり合い、共に蛇のビームを打ち合う。しかしその力が拮抗していたのもほんのわずかな間のみで、僕のフィールドにいる方の邪神官がやがて押し負けて敗れ去る。
邪神官チラム・サバク 攻3300→邪神官チラム・サバク 攻2500(破壊)
清明 LP4000→3200
「そしてこの瞬間、戦闘破壊されたチラム・サバクの効果発動。1ターンに1度戦闘破壊された時、このカードは守備表示で特殊召喚されます。この時このカードはチューナーとして扱うようになりますが、まあだからといってどうということはありませんがねえ」
「しまった!」
邪神官チルム・サバク 守0
せっかくアリゲーターでコントロールを奪ったモンスターが破壊されたのみならず、相手フィールドに戻ってしまった。守備表示固定ならば攻撃されることはないためそこは唯一の救いだが、それにしたってこのターンを凌いだだけに過ぎない。
それにしても、あの蘇生能力はなかなかに厄介だ。1ターンに1度とはいえ戦闘破壊してもデメリットなしで蘇るのだから、最低でも2回連続で攻撃を仕掛けないとまともにフィールドから引きはがすことができない。ただ1回でも倒しさえすれば2体目もそのターンは効果を使えなくなるから、どうにかして攻撃の手数を増やすことができれば見た目よりは楽なはずだ。
「ターンエンド」
清明 LP3200 手札:4
モンスター:なし
魔法・罠:1
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