第一幕その五
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「手紙にはそうも書いてあったよ」
「そうでしたか」
「とにかくね」
「その何かを防ぐ為に」
「ウーガブーの国に行って欲しいと書いてあったんだ」
「そうですか」
「グリンダの本に書いてあったらしいんだ」
オズのあらゆることが書かれるその本にです。
「ウーガブーの国に何かが起こるってね」
「既にですか」
「書いてあってね」
「それで僕達にですね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「行って欲しいってね」
「何が起こるか」
「これからだよ」
そしてそれを防ぐ為にというのです。
「君達にね」
「ううん、何か」
ジョージは首を傾げさせて言いました。
「期待と不安が入り混じってます」
「こうした時はいつもそうなるよね」
神宝はジョージのその言葉に頷きました。
「冒険がはじまる時は」
「うん、どうなるか期待してね」
カルロスは具体的にお話しました。
「そしてどうなるか不安にもなる」
「期待の方が大きくても」
ナターシャはこう言うのでした。
「不安もあるわね」
「期待七割で不安三割かしら」
恵梨香は期待と不安の割合を検証しました。
「そうなるかしら」
「そうだよね、どうしても期待していて」
ジョージは四人に応えつつ言いました、今度は。
「そして不安にもなるね」
「そしてその不安を打ち消してくれるのがね」
木樵が言うには。
「ドロシーと大尉だよ」
「一緒に冒険してくれる人ですね」
「今回はお二人ですね」
「オズの国の人達ですね」
「この国のことを知っている人達」
「お友達でもあるあの人達がですね」
「そう、だからね」
それ故にというのです。
「期待して行くといいよ」
「じゃあ皆ドロシーと大尉が来たらね」
かかしも五人にお話します。
「ウーガブーの国まで行くんだよ」
「わかりました、果たしてあの国で何が起こるのか」
ジョージは木樵とかかしに応えながら言いました。
「これからわかって」
「そしてね」
「それを僕達が防ぐか止める」
「そうなるからね」
「楽しみにしてですね」
「今回の冒険を行っていってね」
「そうさせてもらいます」
笑顔で応えてでした、皆はお城で今度は縄跳びやお部屋の中でトランプとかをしながら楽しい時間を過ごしました。この日は一日そうしていました。
ドロシーは五人がお城で楽しんでいる時にエメラルドの都の宮殿でトトに御飯をあげている時にオズマに言われました。
「さっきグリンダから連絡があったけれど」
「何かあったの?」
「ウーガブーの国で何かが起こるらしいの」
「予言?」
「グリンダの本に出たらしいの」
グリンダがいつも読んでいるオズの国の出来事が自然と書かれる本とは別のある程度の未来が書かれる本にです
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