天才少女の月旅行
策謀姫と背徳騎士
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ッ!!」
悲鳴を上げて階段から落ちていく佐々野を見て臙条はただただポカンとしている
そしてそのまま佐々野は地面に……
「大丈夫ですか?」
地面にぶつからず遠坂時臣に抱きかかえられた
偶然に見えるが間違いなくこのタイミングに飛べば遠坂時臣に受け止められるとコードキャストoperation(future)による予測による結果だ
「キュン………」
わざとらしくときめいて見せると続けて事情を話す
「急にあそこの人に襲われたんです!」
指をさした相手は臙条
「はぁ!?いや、俺は」
「ほぅ、君は確か」
「クソッ!!」
遠坂時臣と目が合うと臙条は慌てて階段を駆け上がって行った
足の速さはかなりのものだ
そっちの方では案外大成できそうだけどな
さてここからは私の仕事だ
3日か4日で仕留めたいところだな
「くっそ!まさか悪役を回されるとはな」
とにかく慌ててマイルームに逃げ込むことに成功した臙条
「わざわざこんなところまで逃げなくても追跡はないですよ。遠坂時臣のサーヴァントが一瞬睨んだ気配がしただけです」
霊体化を解除して姿を現したのは先ほども一緒にいたバーサーカーだ
「お前付いてきてたのか」
「一応守れって言われましたからね、言ったでしょう従者を守る程度の器は見せると、それより戻って様子見に行きましょうよ」
「わかったよ、慎重にしろよ?暴れだされたら俺では止められないからな」
「いえ、それは神秘の秘匿が終わっている以上……」
「ですがそこを…………」
戻ると遠坂時臣と佐々野理乃が親しい雰囲気で話をしている
会話の内容はレベルが高すぎて臙条とバーサーカーでは理解できないがコードキャスト又は魔術についての話のようだ
「中々うまく行っているみたいだな」
魅了の香水をどう改造したのかは不明だが順調のようで安心する臙条
対してバーサーカーは
「あの男……随分と楽しそうにお姫様と……絶対に許さない」
いつも通りのようだ
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