暁 〜小説投稿サイト〜
fate/EX=zero
天才少女の月旅行
策謀姫と背徳騎士
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
のようなものだ
人によって起源の影響度は違うが起源が強く表に出ていると精神や肉体そして使用するコードキャスト等にも影響がある

私の場合起源は『退廃』と『永遠』という珍しい2種類の起源だ
恐らく『永遠』の方が表に出ていて私の成長速度が著しく悪くなっている……と思いたい

『剣』なんて起源を持っている人は無限の剣を内包した固有結界を保有していたという


「まぁ、知識だけなら」

「私のマスターの起源は『無価値』です。それもそこそこ強く表に出ています」

「無価値……ですか」

無価値 普通に生きていればそこまで気にする必要はない
ただウィザードとして聖杯戦争に参加するのなら致命的だろう
むしろ1回戦目を勝利したのが奇跡のようなものだ

「ええ、私のマスターは何も成すことができない。それならせめて最後は辛いと思わせずただ楽しい夢を見せようとした、ただそれだけです。」
























佐々野理乃とメディアがマイルームで会話している間に臙条は自身のマイルームで遠坂時臣に対する作戦を考えていた

今は忘れているが彼は自分の起源が大きく表に出ていることを知っていた
知っていて尚この聖杯戦争に挑んだ彼の最後の意地が今も彼に戦う気持ちを残していた
だが今は少し様子が違う


「殺風景な部屋ですねぇ、ベッドと机に椅子しかないじゃないですかもっと機材とか素材とかないんですか?」

同盟相手である天才 佐々野理乃のサーヴァントは当然のごとく椅子を占領しているので臙条は地べたに座っている

「別に、簡単な物なら情報を書き換えて作り出せるし必要最低限の物があればいいんだよ、君のマスターは女性だしここよりは物が多いだろうけどあまり物は置いてないだろう?」

佐々野が居ない場所では意外と軽い口調なのかとバーサーカーは判断して少しイラッとしてランスで串刺しにしようという気になったがぐっとこらえる
始めに遭遇した時は自分の姫に話しかけていることで嫌悪してはいたが雑魚ながら見どころはあると思っていたのだ

「いえ?私とお姫様の部屋は家具や機材で狭いくらいの愛の巣ですけど?」

「そうか…まぁ、そんなこともあるかもな」

「それよりこれからどうするんですか?」

佐々野とメディアの準備ができるまでの待機組だがその間にでもやれることはある
だがアリーナの探索はそもそも他人のサーヴァントを連れ込めるのかわからないしペナルティの可能性もあるのであまりやりたいとは思えない上にこのバーサーカーが協力するとも思えない

「まぁ、外を歩くなら一応護衛はしてあげますよ、あなたは姫としては様々な意味で論外ですがまぁ、従者か馬程度にはしてあげまし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ