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天才少女の月旅行
策謀姫と背徳騎士
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メディアです」

「あ、えっと、よろしくお願いします。バーサーカー……霊体化を解除して」

私がバーサーカーを呼ぶと机に座った状態でバーサーカーが出てくる

「うーん、あなたがそこの人のサーヴァントですか魔術師とはあんまし相性よくないんですよねぇ まぁ一応よろしくです」

気が乗らないといったような感じで机から降りるとだるーんとランスを地面に突き刺し杖代わりにした

「それで佐々野さん、自白剤の作成自体は可能ですが相手に飲ませる必要のあるものしか作れませんがどうやって飲ませるんですか?」

メディアはそういいながら手のひらの上に小さなガラスの容器を出現させた
アイテム情報を書き換え道具を作ることはウィザードでも可能だがこれだけの速度でこれほど複雑な物は作れない
流石は神代の魔女と言ったところかウィザードの技術とは次元が違う


「まぁ、色々方法はありますがとにかく遠坂時臣に近づくことが必要なのでこれを使います」

白衣のポケットから取り出したのは香水入れ
臙条とバーサーカーは何なのかわからずきょとんとしているがメディアだけは何かわかっているようだ


「それは?」

「この香水は大淫婦バビロンの姦淫のぶどう酒を薄めたとか夜の魔女リリスの体液とか吸血鬼の王を殺した杭に滴った血液を使っているとか色々と曰くのある魅了(チャーム)の香水です」

白衣の中に入っている道具の中でも希少性だけで見るなら一番の品物だ
ただこれを使うには重大な問題を抱えていて…………

「強力な物ですが私のサーヴァントは見ての通り色ボケ狂気乱舞のバーサーカーなので使ってたら制御を失う可能性がかなり……いや確実に……」

「どんだけ信用ないんですか私!!」

だってバーサーカーだし
無辜の怪物の効果で自己暗示スキルのような効果を持っているので精神干渉に対する高い耐性があるとは知っているが今回はその効果が発揮されるか怪しいところだ
一体どんな暗示なのかは知らないが暗示に合うような効果に対しては自己暗示はむしろデメリットになりかねない
どんな自己暗示をしているかは知らないが普段の様子を見ると……


「俺とかはそれを使ってる佐々野さんに近づいたらどうなるんです?」

普通の状態の臙条なら効果はあると思うが今の臙条はメディアに施されている効果の方が強く発揮されるだろうから恐らくは効果はないはず

「まぁ、臙条の場合はキャスターさんがうまく中和してくれると思うので大丈夫ですよ。それでこの香水を使っている間は私にキャスターさんを貸してください代わりにその間は臙条さんの護衛にこちらのバーサーカーを貸出し「ちょっとなんですかそれ!!」

うぅ、わかっていたがバーサーカーから抗議の声が上がる

「うーん、じゃあ試し
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