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マクロスフロンティア【YATAGARASU of the learning wing】
遭遇
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かを探知する。
『………っ!?本機前方400kmにデフォールド反応複数探知!!
所属不明
(
アンノウン
)
!!』
『……リード3へ、アンノウンの正体を確認せよ。繰り返す、アンノウンの正体を確認せよ。』
『了解!間もなく望遠で………何だ、アレは?』
突如出現したアンノウン。その正体を突き止めようと前進したRVF-171に、複数の熱源が迫る。
『な……ミサイル!?っ……駄目だ、かわせな……』
最後まで言い切る事なく、光の華と化して虚空に消えた。
新統合軍フロンティア船団護衛艦隊旗艦の新マクロス級《バトル・フロンティア》。その艦橋は現在、突如発生した異常事態に騒然としていた。
船団前方の航路を確保していた哨戒機が突如出現したアンノウンによりロストし、追加で向かわせた機体も全てロスト。間もなく船団に到達するところまできてしまっていたのだった。
「仕方あるまい。ゴースト部隊を展開、それと長距離ミサイル発射用意!」
司令官らしき人物が指示を出す。間もなく無人戦闘機であるゴーストの編隊と多数の長距離ミサイルが放たれる。
「ミサイル同時着弾20秒前、着弾と同時にゴースト隊による攻撃開始。」
オペレーターが淡々と報告する。そして、
「着弾10秒前………5……4……3……2………」
この時点でバトル・フロンティアの乗組員はほぼ全て、この一撃で片が付くと思っていた。しかし、
「……!?EMCパルスです!!ミサイル、及びゴースト制御不能!!」
「馬鹿なっ!?」
EMCパルスを使用した電波妨害など未だ何処の勢力でも実用化していない。しかし、目の前のアンノウンは現実にやってみせた。
「まさか……アンノウンの映像データはあるか!?」
「は、はい!哨戒機がロスト直前に送信した物です!」
写し出されたのはVF程のサイズの巨大な―――虫であった。
「―――ビクター………!!」
司令官の呟きに意味を知るものの顔色が変わる。
「……バルキリー隊に
緊急発進
(
スクランブル
)
を掛けろ!!大統領にも連絡を!!いいか、絶対に防衛線を死守しろ!!」
「本当なのかね?アンノウンがゴーストやミサイルに干渉したというのは……そうか……いや、いい。それよりも絶対に防衛線を維持してくれ。こちらでも手を打つ。」
現場の指揮官から報告を受け新たに指示をだす初老の男性。彼こそがこのフロンティア船団のトップ、グラス大統領である。
「……奴等、ですか?」
側に控える鋭い眼光の男、レオン・三島大統領首席補佐官が問いかける。
「うむ……いつか来ると分かっていた。来て欲しくは無かったが………三島補佐官、君に全権を任せる。それとビルラー氏に連絡を
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