暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
9部分:第七話 思いを胸に
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
で欲しい」
「ね、代わりを捕まえてくりゃいいじゃん。リセットボタン押したノリでさ」
殺した……?コイツ達、川の生き物殺したのか?情を移させて、しかもゲーム感覚で……!?
その言葉を聞いたとき、俺の足はその女子達の方に向いていた。
「それにさ、どうせ「おい」あ、天城君おは……!?」
その3人は俺の方を向くなり、蛇に睨まれた蛙のように固まった。今の俺の顔がどうなってるかはわからない、けど、そんなのはどうでもいい。
「今の話、全部聞かせろ。嘘偽りなく、全部だ。嘘でも言ってみろ?明日の朝刊にお前らの記事が載るぞ」
大和side
「ごめんね……ごめんね……」
京は1人、魚達の墓を作っていた。その姿が痛々しくて、見ていられない。そこへいじめっ子の男子グループが来た。
「あ〜あ、椎名のせいで魚死んだぞ」
「ちがう……ヒーターが壊されてて……」
「それもお前のせいだろ!いいから死ねよ!」
「そうだ!魚が可哀相なら死ね!」
その後は、全員の『死ねコール』が続く。
『結局お前は!自分の手は汚す覚悟もない癖に!自分だけ安全圏で見てるだけの臆病者だろうが!!』
「うぅぅ……あぁぁ……ひぃぃっ……」
「よっしゃ!泣いた!イェーイ!」
「ジャッジ直江!誰が泣かせた!?ジャッジを頼む」
「……俺だよ」
「ちょっ、何言ってんの美味しいトコ取るな!」
「俺だよ……気付いてたのに……」
『苛められる方も悪い?ふざけんな!!テメェはそれで自分を正当化して、イジメられたくないからって京を放置した加害者だろうが!!』
「見て見ぬ振りして…ニヒル気取って…我が身可愛さに……っ、こんな状況になるまで……俺は……!!」
俺は地面を蹴って京の前に出た。
「もういいだろ、やりすぎだ。椎名ほんとに自殺しちゃうぞ」
「いいじゃん、別に?武勇伝にできるし」
「なんだよ直江?お前、椎名菌の味方かよ?」
「インバイの娘をかばうのか?」
「親は関係ないし。とにかく、やり過ぎなんだって。な?」
「……コイツも椎名菌にやられたんだ!」
「なに?」
「帰ってクラスのみんなに言いふらずぞ!直江も椎名菌にやられたって!」
「やっぱりだ!天城の奴とつるんでるからコイツにも椎名菌が……!」
ドカッ!
俺は問答無用でそいつを殴りつけた。
「お前……今なんて言った?」
腕をひねり上げる。いつも姉さんにやられてるから、仕掛けるのも慣れたものだ。
「兄さんがなんだって?ああ!?」
そこから俺は、5人に喧嘩を仕掛けた。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ