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KANON 終わらない悪夢
37美汐、ゆうくん
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ず全部舐め取り、四つん這いになって祐一の物にも口を付けると、中の残りも吸い取った。
「お、おい」
 後輩の豹変に驚き、まだ敏感だったので吸飲を止めさせようとするが、案外上手だったので続けてもらうことにした。
(飲めば百薬の長、お種を頂戴できれば、術や力も増し、子供ができれば必ず大きな力を持って産まれ、その霊力や運、力の恩恵で一族は潤い、立身出世や栄耀栄華も思いのまま)
 美汐は自分が口にしたくない言葉を、悲しい心の声で祐一に伝えた。
「でも、私は、ゆうくんがただの人なら良かった、他の女に取られたり、好きな人が一族の女達に順番に「使われる」なんて嫌っ。お婆ちゃんだって自分の好きな人を取られたから分かってくれる、今日だけは、私だけのゆうくんだって認めてくれる」
 あのお婆さんまで一族の掟に縛られ、好きな相手を取り上げられて、一族の女達に交代で汚された気の毒な状態を考えさせられる祐一。眼の前の少女には、そんな辛い思いをさせたくないと思った。

『今度はゆうくんが洗って』
「エ?」
「ダッテ、イツモソウダッタジャナイ」
 祐一を押しのけ、椅子に座って背中を晒す美汐。まだちょっと震えているようだが、自分も同じように全身くまなく洗われても構わないのか、祐一の手を自分の胸に導いた。
「綺麗だ」
 真っ白な透き通るような肌から、血の色が見えて首筋や肩、肘、膝がピンクや赤に染まる。
 タオルを取って綺麗な部分を更に洗い、全身を羞恥の朱に染めて行く少女に見惚れて、赤みが増えるように強くこすった。
「また、ゆうくんに洗ってもらえるなんて」
 泣き出した少女を背中から抱いて、胸や腹も洗って行く。左手は素手で胸を洗い、柔らかさを試すように揉んだ。
「ごめんね、小さくて」
 長生きするために生活していた訳でもないので、命を繋ぐだけの食べ物しか口にせず食も細く、肋骨が全部見えるような貧弱な体を恥じ、体を捩るが、予想もしない答えが帰ってきた。
「いや、もっと小さいほうが好きなんだ、美汐の細い体、大好きだよ」
 この祐一は貧乳派なので、アンダーバストもウエストも細い美汐が好物で、上物も小盛りの方がありがたかった。
「そうなんだ」
 お世辞や嘘ではなく、心の声からも自分の体が気に入ってもらえたのが分かり安心するが、今度は二人の真琴と栞の貧乳が敵になったのも分かった。
「でも秋子様はいいんだ」
「うっ」
 図星をズビシッと突かれて窮地に陥るが、未亡人下宿の管理人さんは、ピヨピヨのエプロンと竹箒さえ持ってくれれば多少大きくても我慢できる。
 実の姉と佐祐理お姉ちゃんも大きすぎるが、お姉ちゃん属性でオネショタ?なのでオッケー、名雪だけはケツもデカ過ぎて、太腿の鍛え上げた筋肉も、香里のウェストサイズと同じなので却下された。
「うふっ、ゆうくんって悪
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