36美汐の初体験
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々なイベントが予定されていて、何かの選択肢を誤るとそこに辿り着き、重ね合わせの予測や予定が交差した時に観測され実現するのも知った。
「お嬢だって風の精霊が入ってるんだから、なんか分からない所につながってるはずだ。ヤバイ、まずい、これは聞いちゃいけない話だ、すまん、暫く話しかけないでくれるか?」
真っ青な顔をして頭を抱え、ふらつきながら着替えを持って移動する親友を見て、声をかける一同。
「危ないのは貴方の方よ、一体何言ってるの?」
「体の中で何か起こっているようだ、自由にさせてやろう」
体が燃え盛り、消化できない炎で焼かれている少女は、相手も似たような状態なのだと察して邪魔しないようにした。
「暫く一人にしてくれ、風呂にでも行ってから二階にいる、寝る時は交代しよう」
使い魔に体を改造され、早くもおかしくなった少女が一人退出した。
祐一の部屋。
お姉さまと相沢さんとも結ばれてしまった美汐は、まだ脱力したままでピロートークをしていた。
「相沢さん、いえ、祐一さん、これで私達は夫婦なんですよね? でも、私って何番目の夫人なんですか?」
「エ?」
痛いところを突かれ、返答に窮するが、一応何番目か数えてみる。
(えっと、第一夫人は秋子さんで? 次は佐祐理さん? 舞は姉だから外して、初恋の真琴? 栞、妖狐の真琴、香里、名雪はどの辺りだ?)
「もういいです、月宮の三人は「純血の妖狐のお胤だけ頂戴」って人ですね? 私もその枠ですか?」
何か体も繋がったせいか、心の声も通ったようで、色々とダダ漏れの祐一クンの声。
目の前のクォーターの少女は、結構怖い目付きで睨み付けてきた。
「いや違うぞ、天野は良く出来た子だし、嘘も付かないし性格も良い、あの真琴のアホの面倒でも見れるし、香里とか栞とか月宮真琴とか嘘しか言わないような奴よりは上だ」
「へえ、そうなんですか」
どこかの栞さんぐらい機嫌が悪い美汐さんは、ゴージャスさゆりんの固有結界から出ると、さっきのようなラブラブな雰囲気が消えた。
「川澄さんって、祐一さんのお姉さんだったんですね、その人とも愛し合って、さっきも姉弟で有り得ない事してましたよね? 祐一さんはあれが普通なんですか?」
「うぐう」
「うぐうじゃありませんっ、これからどうするんですかっ? 奥さん十人以上のハーレムですかっ? どこの王様ですっ」
まためっさ怒られた。
「えっと? 何だかイザナギがどうこうしてイザナミが名雪で? リリスが舞だそうなんだ。それから? 秋子さんと名雪が重なってて、あれ? 今は舞が仮のイザナミで……」
「もういいです、分かってないなら説明されても分かりません。後で川澄さんにでも聞きます」
「はい……」
詳細も説明できず、普通に愛しあったのでもなく、姉やお姉さまにガチ掘りさ
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