第1話 黄金の意思をもつ星の子
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照聖は封筒に入っていたアメリカ行きのチケットをポケットにつっこむと家の扉を開けた
「いや〜案外早かったね〜もう少し家でゆっくりしてたらだい?坊や」
そこには金髪のホスト風の男がさも残念そうに言った
その近くには緑のモヒカンの男とスキンヘッドにサングラスをつけた大柄な男がいた
「……何のようだ?お前らみたいな奇天烈な友人を持った覚えはねぇんだがな?」
照聖は帽子を深くかぶりそう聞いた
「あ〜僕としたことが忘れていたよ!
名前を名乗っていなかったね!僕の名前は堤 一夜。
この街でNo.1ホストをしてるよ。
最もそれは隠れ蓑で傭兵が本職さ!
右のモヒカンが轟 武夫。左が金剛 一也。
君も感じているだろ?
そう僕達は君と同じスタンド使いなのさ!
名前覚えておいてくれよ?冥途の土産にさ」
一夜と名乗る男は照聖の質問など気にせずペラペラと自己紹介をしている
「……もう一度聞く……何のようだ?」
照聖は声のトーンを下げてもう1度聞いた
「そうだ僕らのスタンドも説明しておこうか?
僕のスタンドの名はveleno mortale delle donne(婦人の猛毒)
能力は僕が放つ言葉はナイフとなり君の精神をずたずたに傷つせていくのさ
また相手の負の感情を自由自在に操るスタンドさ
そして君の仇でもあるB4の1人なのさ?
憎いか?憎いだろぉ!」
一夜は照聖のことなぞ気にせずにペラペラと話した。
「ふー……さっきからペラペラペラペラとご丁寧にどうもだぜ
だが俺は短気でな?用事がないなら無理矢理でも行かせてもらうぜ!その口を止めてからなぁ!」
照聖は真っ赤なスタンドを出しその右腕をふり抜いた
この時一夜は勝利を確信した
相手をいらつかせたりどん底に落とすことで相手の強い感情を表にださせ相手の精神にダメージを与えるこの
Coltello di paroleで相手の精神を削り落とす
一夜は話術によって今まで生きてきた
自分の話術でNo.1ホストまで登りつめたし依頼も自分が優位になるようにしむけた
いつしか「戦場の交渉人」とまで呼ばれるようになった
「勝った!ボスは注意しろといっていたがたかだか18の小僧だ殺れる!」
内心でそう確信した一夜は言葉の鋭利なナイフを投げる
「しね!Coltello di parole!!」
そのナイフは照聖の心臓をめがけて真っ直ぐに飛んていった
そして心臓を貫くはずだった
ナイフはなにかの衝撃波によって地面に叩きつけられた
「なっなにー!?」
一夜は動揺した
ばかな?!どうやっておれのナイフを触れもせずに地面に叩きおとした?
あいつはただ右腕をふりぬいただけだ!!
「おいそこの口軽金髪ホスト」
照聖は一夜を指差し左手を帽子のつばに当てながら話し続ける
「おまえさんが
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