第1話
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力よ、爆ぜよ―――――アウエラの導き!!」
敵がのけ反るとそれぞれ詠唱を終えたペテレーネは頭上に具現化した膨大な魔力が込められた暗黒の魔槍を、エリゼは片手に集束した純粋魔力の球体をそれぞれ左右から同時に敵に叩き込んだ!
「――――!?」
高火力の魔術を左右同時に受けた敵は悲鳴を上げると共に怯み
「光よ、我が剣に宿れ―――エクステンケニヒ!!」
「すごい―――ねこアッパー!!」
「――――!?」
更にリウイの光の魔法剣とベルフェゴールの強烈なアッパーをその身に受けた事によって再びのけ反った。
「これで決めます!運命の門、 汝も見るか、高貴なる極光!!」
「こいつで止めだ!」
するとその時それぞれSクラフトを発動したセレーネは自身の背後に門を具現化させ、門から聖なる光の奔流を敵に襲わせ、トヴァルは空中に展開させた5つの巨大な魔法球を1つにした後魔法球の所まで跳躍し、そのまま両手を振り下ろして魔法球を敵目掛けて叩き落とした!
「マジェスティ・ゲイト!!」
「リベリオンストーム!!」
「―――――――!!??」
そして二人のSクラフトを受けた敵は地面に膝をついていた!
「はあっ、はあっ……!」
「わたくしたちの勝ちですわね……!」
「やったか……!?」
「―――いえ、まだです!」
仲間達が勝利に安心している中、ペテレーネが警告をすると敵の周囲に何かの”気”が纏った後敵は立ち上がり、凄まじい咆哮をした!
「ええっ!?」
「なっ!?まだ立ち上がるのかよ……!?」
未だ戦闘続行の様子を見せる敵の様子にセレーネとトヴァルは驚き
「………なるほど。どうやら奴は”例の力”を実戦で試すのに絶好の相手のようだぞ、リィン・シュバルツァー。」
「はい!神気――――合一!!」
リウイの言葉に頷いたリィンはその場で集中し、自らに秘められた”力”を解放した!
「兄様……」
「うふふ、ようやく扱えるようになったその”力”でサンドバッグにしてあげるのね♪」
力を解放したリィンの瞳は真紅の瞳になり、更に黒髪は銀髪へと変貌し、全身に凄まじい”気”を纏い、変貌したリィンを見たエリゼはリィンにとって”トラウマ”でもあった8年前の出来事を思い出して心配そうな表情で見つめ、ベルフェゴールは興味ありげな様子でリィンを見つめていた。
「――――大丈夫だ、エリゼ。陛下達に俺に足りなかったものを教えてもらって……ようやく、扱えるようになった。」
自分を心配しているエリゼに優し気な微笑みを浮かべて答えたリィンは普段扱っている太刀を鞘に収め、強敵が相手の時だけ扱うようにしている”慈悲の大女神アイドス”が宿った太刀―――神剣
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